プレシャスパートナーズは、アルバイト・パート採用を行う企業を対象に「最低賃金の引き上げに関する実態調査」を実施し、結果を9月15日に発表した。調査は7月27日~9月8日の期間中、アルバイト・パート採用を行っている企業201社を対象にインターネットで行われた。

  • 最低賃金の引き上げは経営に影響があるか

まず、最低賃金の引き上げは経営に影響があるかどうかを尋ねたところ「とても影響がある」(28.9%)、「影響がある」(35.8%)の回答を合算すると64.7%が経営に影響があるということがわかった。

  • 最低賃金の引き上げに対してどのような対策を行うか(複数回答可)

次に最低賃金の引き上げは経営に影響があるかどうかを尋ね「とても影響がある」、「影響がある」と回答した企業を対象にどのような対策を行うかを聞いたところ、「サービス価格の見直し、値上げをする」(52.3%)が最多に。次いで「非正規の残業・シフトを削減する」(38.5%)、「採用を抑制する」(35.4%)となった。

現在の人件費削減、採用抑制が目立つ結果に。最低賃金の引き上げによりさまざまな影響があり、経営に与えるダメージは大きいと言えそうだとのこと。