JR西日本がダイヤ改正を実施する2021年10月2日以降、大和路線を中心に車両置換えを実施。普通列車等に使用される201系(6両編成)を順次、221系(6両編成)に変更する。おおさか東線も2022年春以降、201系から221系へ置換えを予定している。
大和路線(関西本線)は現在、大和路快速・快速などで片側3ドア・転換クロスシートの近郊形電車221系(4・6・8両編成)、普通列車や一部の快速で片側4ドア・ロングシートの通勤形電車201系(6両編成)を使用。おおさか東線は大和路線へ乗り入れる直通快速を除き、201系(6両編成)の普通列車を中心とした運行体系となっている。大和路線・おおさか東線ともに201系(6両編成)で運転される列車の3号車を女性専用車としている。
JR西日本は昨年2月、225系の新製投入にともない、JR京都線・JR神戸線(東海道・山陽本線)の快速で使用している221系を順次、大和路線・おおさか東線で使用することとし、両線区の快適性向上を図ると発表。国鉄時代から使用している201系について、全車両の運行を終える予定とした。
大和路線を中心とした一部列車の車両置換えに関して、駅のポスターや列車内の「WESTビジョン」などで案内が始まっており、大和路線(JR難波~奈良間)・和歌山線(王寺~高田間)はダイヤ改正を実施する今年10月2日以降、おおさか東線は来春以降、「201系車両(6両編成)が、221系車両(6両編成)に変わります」とのこと。ただし、一部列車は引き続き201系で運行される。あわせて221系の1号車にトイレがあること、6両編成のみ、3号車に女性専用車を設定することも案内している。
なお、大和路線の奈良~加茂間と奈良線、万葉まほろば線(桜井線)の利用者に向けた案内として、「221系車両(6両編成)で『女性専用車』を表示した車両の運行はございますが、従来通り女性専用車両としての取り扱いはありません」とも説明している。