1 カミナシは8月31日、「現場のデジタル化」に関する調査結果を発表した。調査は6月12日〜14日、1日6時間以上デスクワーク以外の業務に従事する20〜50代の正社員500名(男性244名、女性256名)を対象に、インターネットで行われた。

  • 紙で作業・管理している業務

    紙で作業・管理している業務

はじめに、「あなたの勤務先ではデジタル化が進んでいますか?」と質問したところ、66%が「進んでいない」と回答した。

そこで、紙を使用した作業を行なっている頻度を質問したところ、半数以上が「毎日」(54.4%)と回答。紙で管理している業務としては、「シフト表」(44.0%)が最も多く、次いで「日報・報告書」(42.6%)、「勤怠関連の申請」(36.2%)と続いた。

  • デジタル化の妨げになっている要因

    デジタル化の妨げになっている要因

勤務先でデジタル化を推進したいかを質問し、「推進したい(「そう思う」「ややそう思う」)」と回答した人の割合を役職別にみると、「経営者や役員」(43.1%)よりも、実際に管理業務に当たっている「中間管理職(課長や係長など)」(54.5%)の方が多い結果に。

また、デジタル化の妨げになっている要因を聞くと、「デジタル化を推進する人がいない」(36.5%)、「デジタル化にかける費用がない」(31.1%)、「何から手をつけていいか分からない」(29.7%)が上位にあがった。