冷凍野菜をザザーっとして作るカレー

我が家に届いた、シャープの「ホットクック」(KN-HT16E)。今回は1.6Lのタイプです。3合炊きの炊飯器よりも一回り大きいサイズ感。

そして用意するのは、無印良品の冷凍食品「すぐ使える カレーの野菜 270g」(290円)、鶏肉、カレールウ。

「カレーの野菜」はすでにカットされているので、解凍もせずそのままザザー。カレーの定番野菜であるジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、そしてインゲンも。この緑色が良い彩りになりそうです。

普段ならジャガイモとニンジンの皮をむいて切って、インゲンはスジを取って、玉ねぎを切って……とそれだけで十数分かかる作業が、カット済みの冷凍食品を使えば、袋の封を切って入れるだけ。これはらく……!

さらにカレールウと鶏肉、水と、材料一式を全部入れます。鶏肉も少々値は張りますが、カットされたものを購入したので包丁は一切使っていません。

どの程度材料や水を加えるかは、ホットクックに同梱されたレシピ集や公式サイトを参考にしました。細かい分量や材料は異なりますが、今回はビーフカレーのレシピを元に、「カレールウのパッケージの表示より、約250ml減らした水の分量」を加えています。こだまさんによると「ホットクックのレシピより少し多めがいいかも」とのこと。

ホットクックで「カレー・シチュー」のカテゴリーを選択して、約45分。その間、別の家事や仕事をしながら待ちます。ホットクックを使うの初めてなので、どんな出来上がりかちょっとワクワク。

調理終了のアラームが鳴り、フタを開けるとグツグツと出来立てのカレーができあがっていました。炒めたり煮る過程を見ずにカレーが完成しているのは不思議な印象です。本当にできた……。

包丁なし、下ごしらえなし、材料を入れて待つだけでカレーができる様子はまさに「カレー製造機」と言いたくなるもの。漫画の投稿者・こだまさんもらくちんさを実感されていましたが、実際に作ってみると、あまりの簡単さに驚きます。

これまでカレーを作る時、玉ねぎやジャガイモ、鶏肉は個別に炒めていたので、全部一緒くたにして大丈夫だろうか? という気持ちもありました。しかし、ジャガイモはほっくり、ゴロッと大ぶりの鶏肉も柔らかくて美味しい! 帰宅の時間に合わせてタイマーをセットしておけば、帰ってすぐ熱々のカレーが食べられますね。

全部ザザーっと入れてスイッチを押すだけで完成するカレー、時間も手間もかからないうえに、材料を変えればアレンジも色々できそうです。他にも冷凍食品を組み合わせたレシピを試してみました。

冷食を活用! スープとパスタも作ってみた

こだまさんが漫画であげていたもうひとつのレシピが、これもまた無印良品の「すぐ使える スープの野菜 200g」(290円)を使った野菜スープ。

「すぐ使える スープの野菜 200g」は、玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ、カボチャの4つの野菜をダイス状にカットした冷凍食品です。それにカットトマト缶とコンソメ、そして水を加えます。

「スープ」のカテゴリーから、「野菜スープ」を選択してセット完了。約20分で熱々の野菜スープの出来上がりです。あとは塩コショウで味を調えて、お好みで粉チーズをかけてみても良さそうです。

野菜がゴロゴロ入った優しい味のトマトスープは、食べ応えも抜群。野菜も食べやすいサイズなので、小さいお子さんも食べやすそう。

煮込むだけのスープとはいえ、4種類の野菜を用意してダイス状に細かく切るのはかなり手間がかかるものです。また火を使っている間はどうしても目が離せません。冷凍食品とホットクックを組み合わせることで、「下ごしらえの手間」からも「火の加減を見ること」からも解放されます。これは本当にらく……!

また、ホットクックではパスタも作れるそうなので、こちらも冷凍食品を使って作ってみました。ホットクックのレシピにあった「ナポリタン風パスタ」を参考にしつつ作っていきます。

用意したのは、パスタ、ケチャップ、そしてセブン-イレブンの「鶏むね肉とブロッコリー」。パスタはポットクックの鍋に入るよう、半分に折ります。

「ナポリタン風パスタ」のコースを選んでセットして、約25分。少しパスタに芯が残っていたので、追加で加熱して、味見をしつつ完成!

冷凍食品と調味料をホットクックに入れおくだけで、お湯を沸かしてパスタを茹でる工程も、材料を切ってソースを作る工程もおまかせできるのはらくちんすぎる! とここでも感動。

パスタは初めてのチャレンジだったので、材料の量のバランスや味付けなどまだまだ改良の余地がありそうです。しかしこのらくちんさ、他にも色々試してみたい……! 今回使った無印良品やセブン-イレブンに限らず、カットされた冷凍野菜や冷凍肉は手軽に手に入るものだし、缶詰なども活用すれば、さらに「らく飯」レシピは広がりそうです。

レンタルしたので返却しなければいけないのですが、ホットクック、ずっと家にいてほしい……と思うほどの活躍ぶりでした。

子育てをしているお家はもちろんのこと、日々忙しい人のご飯作りをらくにするこのアイデア、料理に限らず手間や時間のかかる家事は、他のものに置き換えてみたり、家電を活用することで、暮らしがらくになりそうですね。