JR東日本は30日、多様化する通勤スタイルを応援するため、特急「成田エクスプレス」に設定している「えきねっと」会員限定のお得なきっぷ「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」の利用区間を拡大するほか、通勤・通学定期券と特急券等で利用できる特急列車を拡充すると発表した。

  • 成田空港駅発着の特急「成田エクスプレス」

「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」は、「えきねっと」会員に向けたインターネット申込限定の列車・席数・区間限定商品。指定席特急券のみの商品であり、乗車には乗車券・定期券などが別途必要となる。

10月1日乗車分から特急「成田エクスプレス」での設定区間を拡大し、成田・佐倉・四街道・千葉~武蔵小杉・横浜・戸塚・大船間の各駅間発着を新設。八王子駅、立川駅、国分寺駅、三鷹駅、吉祥寺駅から東京駅までの駅間発着も追加される。

初めての人も手軽に利用してもらえるように、10月1日から12月31日までの期間限定で割引率50%の商品を設定(期間外の特急料金は35%割引)。一例として、特急「成田エクスプレス」の東京~八王子間の場合、通常期の指定席特急券は1,780円だが、50%割引の「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」では860円となる。

また、10月1日から特急「成田エクスプレス」の全列車・全区間で、手持ちの通勤・通学定期券に「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」「えきねっとチケットレスサービス」を含む指定席特急券を追加して購入すると、特急列車への乗車が可能に。他にも通勤・通学時間帯などに運転している特急「湘南」「スワローあかぎ」「あかぎ」「はちおうじ」「おうめ」において、新たに手持ちの通勤・通学定期券に「えきねっとチケットレスサービス」を含む特急列車のグリーン券を追加して購入すれば乗車可能とし、通勤・通学定期券と特急券などで利用できる特急列車を拡充する。