マイナビは8月23日、「2021年7月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」を発表した。調査は7月1~31日、『マイナビ転職』に掲載された全国47都道府県の求人情報より、雇用形態が正社員以外、「国民生活基礎調査 所得の分布状況」(厚生労働省)を元に所得金額上側1%を外れ値として除外したデータを集計し、初年度年収の下限と上限の中間の値を平均値として算出している。
調査結果は以下の通り。まず、7月の全国平均初年度年収は「455.2万円」で前月「454.3 万」から0.2%(0.9万円)の増加、前年同月「455.8万」から0.1%(0.6 万円)減少している。
そして、業種別に平均初年度年収で見ると、全体では「コンサルティング」(516.1 万円)、「IT・通信・インターネット」(504.2 万円)、「不動産・建設・設備」(483.9万円)がトップスリーとなった。
また、掲載求人の中で「経験者求人の比率」が最も多かった業種は「IT・通信・インターネット」(64.3%)、「メーカー」(42.9%)、「金融・保険」(37.1%)が上位となっている。
次に、職種別に平均初年度年収を見ると、「コンサルタント・金融・不動産専門職」(557.7 万円)、「ITエンジニア」(539.3万円)、「建築・土木」(507.8万円)がトップスリーという結果に。
さらに、掲載求人の中で「経験者求人の比率」が最も多かった職種は「ITエンジニア」(74.8%)、「WEB・インターネット・ゲーム」(66.9%)、「電気・電子・機械・半導体」(53.1%)が上位となっている。