JR貨物は秋冬期の輸送力増強施策として、北海道地区における農産品の収穫期に合わせて実施している本州に向けた専用列車による馬鈴薯輸送について、今年も9月12日から10月2日まで馬鈴薯輸送専用列車を運転すると発表した。

  • 青函トンネルを走行する貨物列車

JR貨物では、北海道地区で生産される多くの農産品を全国各地に輸送しており、北海道外に出荷されるもののうち、馬鈴薯は37%、玉葱は64%を輸送している。本州に向けた馬鈴薯輸送専用列車は昨年度も9~10月に20日間運転され、輸送実績は2,000個(片道)だったという。

今年は9月12日から10月2日まで、北海道の帯広貨物駅から埼玉県の熊谷貨物ターミナル駅へ馬鈴薯輸送専用列車の運転を予定している。輸送力はコンテナ車20両、12ftコンテナ100個、輸送コンテナ個数2,000個を予定している。なお、専用列車以外の定期列車でも馬鈴薯輸送を行うとしている。