JR東日本は、クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の運行開始5周年にあたる2022年度から、春~秋の3泊4日コース・1泊2日コースをリニューアルすると発表した。
3泊4日コースは来年4月から、「大自然の織りなす風景と、受け継がれてきた悠久の文化にふれる旅。」と題した内容に変更。1日目の昼食で新たに銀座「六雁」の和食を提供するほか、2日目に北海道白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)を見学し、支笏湖を望むホテル「しこつ湖 鶴雅別荘碧の座」に宿泊する。3日目は黒石ねぷたうちわの制作を体験し、夕食は弘前市「オステリア・エノテカ・ダ・サスィーノ」で弘前の風土を味わうイタリアンを楽しむ。4日目は鳴子温泉街を散策し、昼食として石巻市「寿司正」が車内で握りたてのすしを提供する。
1泊2日コースは来年4月から、「みなとまちが育んだ豪商の粋と、豊かな里山の恵みを味わう旅。」と題し、出発月によって2日目の内容を変更。1日目は新潟観光を楽しみ、2日目は山梨コース(4・5・10・11月出発分)と長野コース(6~9月出発分)を設定。山梨コースでは甲府市のフレンチと和食、勝沼のワイナリー訪問など行う。長野コースでは、「日本三大車窓」といわれた姨捨駅からの風景鑑賞や、千曲川ワインバレーでの朝食と観光などを組み込んだ。
3泊4日コース・1泊2日コースともに、びゅうトラベルサービスが販売する旅行商品は「TRAIN SUITE 四季島」ウェブサイトなどにて、10月31日18時まで申込みを受け付ける。1人あたりの旅行代金は、1泊2日コース2名1室の場合で37万~50万円、3泊4日コース2名1室の場合で80万~100万円となっている。