ALL CONNECTは7月27日、「上司と部下のリモハラ基準に関する調査」の結果を発表した。調査は7月5日、週3日程度リモートワークをする20代~50代の会社員・団体職員300名(部下150名、上司150名)を対象に、WEBアンケート方式で行われた。

  • リモートワークをするなかで、部下とのコミュニケーションで悩んでいること

    リモートワークをするなかで、部下とのコミュニケーションで悩んでいること

上司に対し、リモートワークにおいて部下とのコミュニケーションで悩んでいることを聞いたところ、「部下への指示出しのタイミング」(48.7%)や「部下との距離感」(48.0%)と回答した人が多く、放任でもなく干渉しすぎでもない、絶妙なコミュニケーションの取り方を模索している上司が多いことがうかがえた。

  • <リモハラだと思う上司の言動TOP10>

続いて、オンライン会議における<容姿・服装>、<自宅>、リモートワークにおける<業務管理>に関する上司の言動について、リモハラだと思うかを質問し、「リモハラだと思う」あるいは「ややリモハラだと思う」の数値をランキング化した。

その結果、リモハラだと思う上司の言動は、「カメラを常時接続させる」と「部屋全体を映すよう求める」が上司・部下ともに8割を超える結果に。次いで「体型を話題にする」「部屋にあるものを話題にする」が7割台で続いた。

これに対し、「リモハラだと思われないよう気を付けていること」では、「体型を話題にしないようにする」(52.7%)が最も多く、次いで、「髪型やメイクを話題にしないようにする」「部屋全体を映すことを求めないようにする」(ともに51.3%)が続いた。

  • あなたは上司からリモハラを受けないように気を付けていますか?

    あなたは上司からリモハラを受けないように気を付けていますか?

部下に対し、上司からリモハラを受けないように気を付けているかを聞いたところ、約6割が「気を付けていない」と回答。リモハラを受けないための具体的な対策方法を聞くと、「なるべくカメラに映る背景を壁にして、部屋の家具が映らないようにしている」や「通勤時と同じような服装、メイクで身だしなみを整える」など、部下が先回りで行っているリモハラ対策が並んだ。