昨今巷で一大ブームを巻き起こしているイタリア生まれのスイーツ「マリトッツォ」。本家マリトッツォはブリオッシュ生地にたっぷりの生クリームを挟んだスイーツパンですが、様々なアレンジもされているよう。

オンラインでオリジナルのお酒を販売している「KURAND(くらんど)」(@KURAND_INFO)が提案した、「酒飲みのマリトッツォ」が話題を呼んでいます。

酒飲みのマリトッツォ(@KURAND_INFOより引用)

  • (@KURAND_INFOより引用)

ブリオッシュに生クリーム……ではないけれど、「マリトッツォ」のような写真、リプライや引用リツイートでは、「何トッツォ?」「たくあんに豆腐」といったコメントもある一方で、お酒好きのみなさんはわかっていらっしゃるのか「間違いない、絶対最高」「天才かよォ!」「奇跡のマリアージュ」といった称賛の声が続出。

どうやらお酒に合うおつまみ「いぶりがっこクリームチーズ」のようですが、そのビジュアルはまさに「マリトッツォ」。

「オリーブオイルかけてもうまい、酒盗のせてもうまい」とアレンジを提案する人や、「これだけで3合はいけます」という猛者もいました。日本酒好きはみなさんお気に入りのおつまみがあるようですね。

このツイートをした「KURAND」の担当者の方に、投稿の経緯や「酒飲みのマリトッツォ」の作り方をうかがいました。

「酒飲みのマリトッツォ」、投稿者に聞いてみた

――「酒飲みのマリトッツォ」を思いついた経緯を教えてください。

「マリトッツォ」がTwitter上でも話題で日々画像を見る中で、どことなく既視感を覚え、それが「いぶりがっこクリームチーズ」だと気が付いたため実際に作ってみることに。「思った以上に見た目が近かったので共感を得られるのでは」と思い投稿しました。

――どうやって作るのでしょうか?

いぶりがっこにクリームチーズを挟んでいます。カットされた四角いクリームチーズを使用しておりますが、いぶりがっこの幅に合わせてかつ高さも出すために、切って縦に2段に積んだものを、スプーンなどでつなぎ目をならしました。

また、画像はありませんが内側に少量のブラックペッパーを仕込んでいます。マリトッツォでいうオレンジピールのような役割で、味や香りに幅が出ます。

――「いぶりがっこクリームチーズ」に合うお酒を教えてください。

日本酒やビールなど幅広いお酒によく合います。いぶりがっこの香りを楽しむために、日本酒のほうはあまり香りが華やかすぎないものが合いそうです。軽い・濃いはどちらでも合うと思います。意外なところだと、後味が爽快なスパークリング日本酒もおすすめです。


ちなみに「いぶりがっこ」とは、秋田名物の伝統的な漬物で、大根を囲炉裏の上に吊るして燻し、米ぬかで漬け込んだもの。日本酒愛好家のあいだでは、いぶりがっこをアレンジしたさまざまなおつまみが人気を博しています。

それにしても、日本酒のアテをイタリア発のスイーツに見立てるセンスと発想力に脱帽です。