日本労働調査組合は7月7日、「職場の人間関係」に関する調査結果を発表した。調査は6月1~8日、全国の20~49歳の会社員520人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず、「職場の人間関係について教えてください」と聞くと、「良好」(32.1)、「特に気にしていない」(38.7%)、「職場の人間関係に疲れて悩んでいる」(16.5%)、「職場の人間関係にストレスを感じている」(12.7%)となった。
そして、回答結果を年代別比率で見たところ、20代の「良好」の回答率が最も高く、年代が上がると「良好」の回答率が低くなっている。また、「ストレスを感じている」は、20代の回答率が最も低く、年代が上がると回答率が高くなっていた。
次に「職場の人間関係を理由に退職・転職を考えたことがありますか」と尋ねると、「はい」(58.5%)、「いいえ」(41.5%)という結果だった。
そして、回答結果を年代別比率で見ると、退職転職検討者では30代が最も多い結果となっている。
さらに、人間関係で印象に残ったエピソードでは、「体調が悪く上司にお休みの連絡を入れたら冷たい対応をされて『お大事に』の一言すら無かった」、「多忙すぎて関心を持つ暇さえない」「今はパワハラを気にして上司がキチンと怒れないから仕事のできない方が得をしている」「気が合わない人がいてもどちらかが異動すれば接する機会がなくなるので我慢する」などのコメントが寄せられていた。