「マイナポイントが欲しい」と思ってマイナンバーカードを発行したものの、「マイナポイントの登録方法がよくわからない」という状況の人もいるでしょう。
マイナポイントをもらうには、希望のキャッシュレス決済を登録して利用する必要があります。マイナンバーカードを取得するだけで放置していると、あっという間に期限が到達してしまい、結果的にもらえなかったということにもなりかねません。
この記事では、マイナポイントとは何なのか、登録に必要な情報などをわかりやすくご紹介します。マイナポイントをまだ活用していない人は、ぜひ読んでください。
マイナポイントとは
マイナポイントとは、マイナンバーカードを持っている人がもらえる全国共通の買い物用ポイントです。期間内に申し込んで期間内に一定額を使った人が対象となります。
この章では、マイナポイントの概要をご紹介します。
なんのために導入された?
マイナポイントは、下記の3つの目的のために導入されました。
- キャッシュレス決済の促進
- マイナンバーカードの普及
- 消費活性化
政府の補助によって、なかなか普及が進まないキャッシュレス決済やマイナンバーカードの利用率を上げ、同時に消費の活性も目指しています。
マイナポイントの申し込み・申請はいつまで?
「マイナポイントを獲得したい」と思っても、2021年6月以降にマイナンバーカードを取得する人はマイナポイントを獲得できません。
対象となるのはマイナンバーカードを2021年4月末までに申請していた人に限られます。マイナンバーカードの申請が2021年5月以降の人はマイナポイントの対象外です。
マイナポイント獲得するには
2021年4月末までにマイナンバーカードを申請していても、申請期限や利用期限があるので注意しましょう。
マイナポイントを獲得するには2021年9月末までに登録したうえで、同年9月末までにチャージまたは買い物をしなければなりません。
マイナポイントは何に使える?
マイナポイントに登録したキャッシュレス決済をチャージや支払いなどに使うと、キャッシュレス決済のポイントの形でマイナポイントが付与されます。
たまったポイントは、チャージや買い物に利用可能です。
マイナポイントの貯め方
マイナポイントを獲得するためには、登録やキャッシュレス決済でのチャージまたは支払いが必要です。どうすればマイナポイントを貯められるのか、順番に見ていきましょう。
決済サービスをマイナポイントに登録
まずはキャッシュレス決済を選んで、マイナポイントに登録します。登録できるのは1種類だけで、後から変更はできません。キャッシュレス決済ごとの使い勝手やキャンペーンの有無などを比べて登録するのがポイントです。
登録した決済方法で買い物やチャージ
マイナポイントへキャッシュレス決済を登録したら、登録したキャッシュレス決済で買い物やチャージをしましょう。マイナポイントの付与対象となる方法は、キャッシュレス決済によって異なります。
例えば、三井住友カードの場合はショッピングが対象ですが、waonの場合はチャージが対象です。対象となる利用方法がキャッシュレス決済事業者によって異なる点に注意してください。
還元率は25%で上限5,000円
マイナポイントとして利用代金の25%分のポイントが付与され、上限は5,000円相当です。上限いっぱいまでマイナポイントを獲得するためには、2021年9月末までに2万円を利用する必要があります。
マイナポイントの登録方法
マイナポイントへの登録方法としては、パソコン・スマートフォン・マイナポイント支援端末があります。どの方法で行う場合も事前に下記のものが必要ですので、準備しておきましょう。
- マイナンバーカード
- マイナンバーカードのパスワード(数字4桁)
- キャッシュレス決済の決済サービスIDまたはセキュリティコード
キャッシュレス決済の種類によっては、事前にwebでの登録が必要となります。必要に応じて準備してください。
パソコン
パソコンでマイナポイントへ登録する場合の手順概要は下記の通りです。
・マイナポイント予約・申込サイトへアクセスして「マイナポイントの申込」をクリック
・対応ICカードリーダライタにマイナンバーカードをセットして読み取る
・パスワードを入力すると予約完了
・「申込へ」をクリック
・決済サービスを検索して選択
・確認したら「次へ進む」をクリック
・利用規約を確認
・申込情報を入力
・確認画面を経て暗証番号を入力し、確認したら完了
スマートフォン
スマートフォンでマイナポイントへ登録する場合は、スマートフォンアプリが必要です。アプリを起動したら、下記の手順で手続きしましょう。
・マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)をタップして「次へ進む」をタップ
・パスワードを入力して「OK」をタップ
・マイナンバーカードを読み取ったらマイナポイントの予約完了
・「申込へ」をタップ
・決済サービスを検索して選択後、確認したら「次へ進む」をタップ
・利用規約を確認
・申込情報を入力
・確認画面を経て暗証番号を入力し、確認したら「OK」をタップ
・申込情報を確認して完了
iPhoneもしくはAndroidで専用アプリを使うことですぐに必要な手続きができる点が、スマートフォンを使うメリットです。
マイナポイント支援端末
スマートフォンやPCの操作に自信がない人やリーダ機能がない機種を使っている人は、マイナポイント手続きスポットにある支援端末での手続きがおすすめです。全国約9万カ所の端末で、無料で手続きできます。
支援端末は下記のようなスポットにあります。
- 市町村窓口
- ローソン
- セブン銀行
- みずほ銀行
- 3大キャリアの携帯ショップ
- 郵便局
- イベント会場
など
街の身近なお店で利用可能で、基本的に画面の指示に従うだけで手続きできます。不安がある方は、市区町村の窓口がサポートしているケースもありますので、ぜひ問い合わせてみてください。
楽天やwaon、Suicaで使える?
マイナポイントの対象となるキャッシュレス決済事業者は非常に多いです。自分にとって使い勝手がいい決済方法を選ぶためにも、登録可能なキャッシュレス決済方法を見ていきましょう。
電子マネー
買い物や公共交通機関への支払いに使える電子マネーは、マイナポイントに対応しています。代表例は下記の通りです。
- Suica
- nanaco
- waon
- 楽天Edy
- ICOCA
など
普段よく利用するお店やサービスで使いやすい決済方法を選びたい人におすすめです。
プリペイドカード
プリペイドカードはチャージ式のキャッシュレス決済で、マイナポイントに対応しているサービスがいくつかあります。
- mijica(ゆうちょ銀行)
- Aoca(クスリのアオキ)
- WA!CA(出光クレジット)
など
利用できるお店が限られているサービスが多いですが、期限までに上限いっぱい使えそうであれば登録するといいでしょう。
QRコード決済
QRコード決済は、QRコードやバーコードを利用した決済方法。下記のようなサービスが対応しています。
- d払い
- auPAY
- PAYPAY
- LINE Pay
- メルペイ
など
利用できるお店もどんどん多くなっている決済方法ですので、普段から利用するQRコード決済を登録するといいでしょう。
クレジットカード
キャッシュレス決済の代表例であるクレジットカードも、もちろんマイナポイントに対応しています。
- 三井住友カード
- JCB
- dカード
- イオンカード
- 楽天カード
など
クレジットカードをすでに持っていて使用頻度の高い方は、クレジットカードでの登録がおすすめです。
デビットカード
デビットカードとは、使った金額が銀行口座から即時引き落とされるキャッシュレス決済で、下記のサービスが対応しています。
- SMBCデビット
- JCBデビット
- イオン銀行CASH+DEBITカード
など
使った金額がすぐに引き落とされるので、クレジットカードが苦手な人でも使いやすい方法です。
すでにサービスが終了しているサービス
マイナポイントの登録・利用期限は2021年9月末日までですが、キャッシュレス決済の種類によってはすでにサービスが終了しています。例えば、PASMOは2021年3月31日が期限ですので、これからの登録はできません。
キャッシュレス決済を選ぶ時には、期限切れではないか気をつけましょう。
マイナポイントは期限までに使おう
マイナポイントとは、マイナンバーカードを活用した、政府が主導するキャッシュレス決済推進事業です。
2021年4月末までにマイナンバーカードをつくっている方が対象で、対象となるキャッシュレス決済の中から1種類選んで登録します。登録した決済方法で支払いなどをすることで、マイナポイントをもらえます。たまったポイントは買い物などに利用可能です。
マイナポイントの登録方法としては、パソコン・スマートフォン・マイナポイント支援端末を使った方法があり、自分に合う方法を選べます。
普段使っている決済方法を登録するだけで最大5,000円相当のマイナポイントをもらえるので、登録して損はありません。まだ登録していない人は、期間内にマイナポイントをもらえるよう、早めに登録しましょう。