JR東海は21日、リニア・鉄道館での夏のイベントについて発表した。超電導リニアの模型制作、無線ガイドシステムを使用したガイドツアー、JR東海社員による技術解説、10周年記念ペーパーモニュメントや新幹線車両のアルミリサイクルの展示など実施される。
体験イベントとして、超電導リニアの模型を制作し、走る・浮くしくみを学べるワークショップ「超電導リニアの模型をつくって、うかせよう!」を7月17・31日と8月21日の11時と13時30分に行うほか、Nゲージの鉄道ジオラマ(地上設備)制作「ミニジオラマをつくろう!」が8月28・29日13時から、「オリジナルバッジをつくろう!」が7月3日の11時と13時30分から行われる。
ガイドツアーは無線ガイドシステムを使用するなど、参加者同士の間隔を確保しながら実施。重要文化財に指定された現存する唯一の蒸気動車ホジ6014号の特徴を企画展や実物車両を観ながら解説する「ホジ6014号蒸気動車」ガイドツアーを6月26日から7月11日までの土日、11時と13時30分から行うほか、駅構内や鉄道車両に使用する標記文字について解説「鉄道の標記のひみつ」を7月17日から8月9日までの土日祝日、11時と13時30分から行う。
展示車両の紹介をはじめ、超電導リニアのしくみや鉄道ジオラマの特徴などを解説する「みどころガイド」は8月10~20日の平日11時から、リニア・鉄道館で働くJR東海社員が鉄道の安全・安定輸送を支えるさまざまな技術を解説する「JR東海社員と学ぶ鉄道のしくみ」は8月2・4・6・11・13・16・18・20日の13時30分から、鉄道信号の基本について解説する「鉄道の信号のひみつ」は8月14日から9月5日までの土日の11時と13時30分から行われる。
JR東海の特例子会社であるジェイアール東海ウェルの社員が制作した、約1メートル四方のオープン10周年記念ペーパーモニュメントの展示を7月1日から12月6日まで実施。東海道新幹線の車両に使用していたアルミのリサイクル工程をはじめ、N700Sの荷棚や店舗内装用建材にアルミを使用したリサイクル製品のサンプルや写真など紹介する展示を6月30日から来年6月27日まで実施する。
なお、各イベントごとに参加人数が決まっており、館内での受付先着順となっている。ワークショップ系のイベントでは参加料金(1組500~1,500円)が別途必要となる。