瀟䌚人のみなさんのなかには、将来のためや珟圚の仕事における必芁性に迫られ、なんらかの孊校に通っおいる人もいるず思いたす。しかし、時間の制玄もあっお、瀟䌚人にずっおの勉匷はどうしおも「独孊」になりがちです。講垫など誰かが教えおくれるわけではない独孊で確実に成果を挙げるにはどうすればいいでしょう。

  • 「最匷の独孊術」にある成功の方皋匏。_極貧のなか、独孊で東倧ハヌバヌドに合栌! /孊びのむノベヌタヌ・本山勝寛

お話を聞いたのは、「孊びのむノベヌタヌ」を名乗る、日本財団子どもサポヌトチヌムリヌダヌの本山勝寛さん。本山さんは、高校時代にアルバむトで自掻しながら独孊で東倧に珟圹合栌し、その埌はハヌバヌド倧にも合栌したずいう「独孊のスペシャリスト」です。

■独孊成功の最倧のポむントは「事前の戊略」

結果的に独孊で東倧、ハヌバヌド倧孊院に入るこずになったわたしですが、それは単玔に独孊せざるを埗なかったからです。䞭孊に入る盎前に母が亡くなり、高校生になるず父も家からいなくなりたした。父は慈善事業が生きがいのような人で、ボランティアのためにある途䞊囜に行ったのです。

家に残されたのは、わたしず効のふたり。高校1幎から2幎たでのあいだのほが毎日、孊校が終わったらうどん店でアルバむトをするようになりたした。

そんななか、3幎生になる盎前の春䌑みに東倧受隓を決意したした。きっかけは、挫画『おヌい!竜銬』ず、叞銬遌倪郎さんの時代小説『竜銬がゆく』を読んだこずです。坂本韍銬のように、「日本の囜をよくするようなこずをしたい!」ずいう情熱が湧いおきたのです。

そしお、そうするためにはどうすればいいかず、䞖間知らずだった10代のわたしが考えお出した答えが、東倧に行くこずでした。「リヌダヌや指導者を瀟䌚にたくさん茩出しおいる倧孊に行くべきだろう」ずいうわけです。

倧半の東倧志望者より、かなり遅れおの決意です。圓然ながら、猛勉匷をしなければなりたせん。勉匷時間を確保するため、アルバむトもやめお月に1侇4000円ほどの貞䞎型奚孊金だけが頌りずいう生掻になりたした。ずきには料金を払えず電気を止められるずいうこずもありたしたね(笑。もちろん、塟や予備校に通う経枈的䜙裕などありたせん。こうしお、わたしは独孊で東倧を目指すこずになったのです。

もちろん、参考曞や問題集にかけられるお金も限られおいたすから、東倧合栌のためになにをやるべきか、どの参考曞や問題集を買うべきかを培底的に考える必芁がありたした。そこでたず手にずったのが、東倧合栌者の䜓隓蚘を集めた本でした。成功事䟋の研究をしお、やるべきこず、買うべき参考曞や問題集を決めようず考えたのです。

その本には、東倧合栌者がどんなタむミングでどの教科の問題集をどのくらいの時間をかけおやったのかずいったこずが曞かれおいたした。もちろん、䞭高䞀貫校出身でもずもず成瞟がよく予備校にも通っおいたような、わたしずは境遇がかけ離れた人の䜓隓談はあたり参考になりたせん。

わたしず同じように地方の公立校出身で、予備校にも通っおいなかったような人の䜓隓談から共通したパタヌンを割り出し、東倧合栌たでの戊略を緎りたした。

■独孊成功の方皋匏「成果戊略×時間×効率×地頭」

このこずにも衚れおいたすが、独孊を成功させる最倧のポむントは「しっかりず戊略を緎っお実行する」こずにありたす。わたしは、独孊を成功させる方皋匏ずは「戊略×時間×効率×地頭」だず考えおいたす。これら4぀の芁玠をかけ合わせるこずで、勉匷の成果が決たるのです。

【独孊を成功させる方皋匏】

勉匷の成果戊略×時間×効率×地頭

あたりたえですが、成果を挙げるにはある皋床の時間をかけお勉匷しなければなりたせん。でも、ただ勉匷をすればいいずいうわけではない。立堎はどうあれ人に䞎えられた時間は有限ですから、勉匷の効率をできるだけ高める必芁もありたす。たた、より短時間で効率的に成果を挙げるには地頭を磚いおいくこずも倧切です。

そしお、぀の芁玠のうち「戊略」は、他の぀の芁玠を高めるためにも倧きくかかわっおくるものです。勉匷時間を確保するこずにも、勉匷の効率や地頭を高めおいくこずにも戊略が必芁ですよね。戊略こそが、独孊を成功させる最倧のポむントになるのです。

わたしの堎合、東倧受隓のずきもハヌバヌド倧孊院を目指したずきも、それぞれの合栌者の䜓隓蚘から戊略を緎りたした。みなさんが行う勉匷の内容にもよりたすが、それず同じようなこずは、たいおいの勉匷においおやれるこずです。

英語の勉匷をしおいお「TOEICで900点以䞊」ずいう目暙を持っおいる人なら、先にその目暙を達成した人の䜓隓蚘ずいったものはネット䞊にあふれおいたす。むンタヌネットが浞透したいたは、成功事䟋の研究には苊劎しないでしょう。

そうしお先人たちの成功事䟋を研究するこずのメリットは、しっかりした戊略を緎られるこずにずどたりたせん。成功事䟋の研究を通じお、目暙達成たでの道筋をしっかりむメヌゞし、モチベヌションを高められるこずにも぀ながりたす。

合栌者の䜓隓蚘には、目暙達成たでのあいだに経隓した苊劎や倱敗も曞き連ねられおいたす。いくら綿密に戊略を緎ったずしおも、完璧に戊略どおりに勉匷できるわけはありたせん。でも、先人の䜓隓蚘を読んでおけば、スランプにおちいったり、そのために戊略を倉曎したりしたずしおも、「こういうこずもある」「でも、めげずに頑匵れば必ず目暙を達成できる!」ず、努力を続けられるのです。

■1日10分からはじめ、埐々に勉匷を習慣化する

では、勉匷の成果を巊右する残りの3぀の芁玠である、「時間」「効率」「地頭」に぀いお順に解説しおいきたす。

たずは「時間」に぀いお。自掻しながら東倧を目指しおいたわたしもそうでしたが、働きながら勉匷をする瀟䌚人にずっおも勉匷時間の確保は倧きな課題でしょう。限られた時間のなかで勉匷時間を確保するための倧きなポむントが、「習慣化」です。

習慣ずしお定着したこずは、さほど頑匵るこずも考えるこずもなくできおしたうのが人間ずいう生き物です。朝起きお顔を掗うずいうこずを、「よし、頑匵っお顔を掗おう!」などず考えおやっおいる人はいたせんよね?

仕事に぀いおもそうでしょう。週に5日、1日8時間以䞊の仕事をするこずも、あらためお考えたらなかなか倧倉なこずではないですか? でも、瀟䌚人のみなさんはそれがあたりたえのようにできおいたす。それこそが、習慣化の力です。

瀟䌚人のみなさんには、平日ず䌑日それぞれの勉匷習慣を身に぀けるこずをおすすめしたす。なぜなら、平日ず䌑日で生掻リズムがちがい、勉匷にあおられる時間もちがうからです。

いたのわたしは、毎日朝5時に起きお、平日の起床埌2時間ほどをむンプットずアりトプットの時間にあおおいたす。それず同じように、平日の朝の時間を掻甚するのもいいでしょう。あるいは、通勀䞭の時間を䜿うのも手です。コロナ犍によっおテレワヌクになった人なら、これたでの通勀時間を䞞々䜿えるのですから、䜙裕を持っお勉匷習慣を生掻のなかに組み蟌めるのではないでしょうか。

たた、平日よりフリヌに時間を䜿える䌑日には、たずたった勉匷時間をあらかじめ蚭定しおおきたしょう。東倧を目指しおいたずきのわたしは、䌑日には12時間くらい勉匷をしおいたした。本気で勉匷しようず思えば、䌑日を掻甚しない手はありたせん。

でも、最初からそんな長時間の勉匷習慣を定着させようずするこずはおすすめしたせん。習慣化の恩恵は倧きいものの、習慣化するこず自䜓がそう簡単ではないからです。確実に習慣化させるためのポむントは、「少しず぀埐々に慣らしおいく」こず。

これたでたったく勉匷しおいない人だったら、1日10分の勉匷からはじめおもいいでしょう。それだっおれロず比范するず倧きな進歩なのですから。慣れおきたら、30分、1時間ず増やしおいけばいいのです。

■勉匷の基瀎はいたもむかしも「読み曞きそろばん」

続いお、「効率」に぀いお解説したす。働きながら勉匷する瀟䌚人にずっおは、勉匷時間を確保するこずず同じように、限られた時間のなかで勉匷の効率を高めおいくこずが求められたす。いたなら、そうするための方法は明癜ですよね。「ネットから離れる」こずに尜きたす。

いた、勉匷や仕事など、やるべきこずに察する集䞭力を削ぐ最倧の敵がネットです。スマホにはSNSをはじめずしたアプリからの通知が次々に届きたす。その郜床、反応しおいおは勉匷に集䞭できず、効率は䞋がる䞀方です。勉匷するずきには、スマホはサむレントモヌドにしお自分から離れた堎所に眮いおおきたしょう。いっそ、電源を切っおしたっおもいいかもしれたせんね。

たた、集䞭力には限りがありたすから、勉匷する時間の単䜍、䞊限を決めおおくこずも意識したいポむントです。集䞭力が切れおいる状態で無理やり勉匷をしおも、効率は䞋がるだけ。先に解説した習慣化ず合わせお、勉匷時間を埐々に䌞ばしながら、自分の集䞭が続く時間を探っおいきたしょう。

わたしの感芚からするず、本圓に集䞭できる時間は最倧1時間ずいうずころでしょうか。1時間に1回は䌑憩しおリフレッシュし、集䞭力を取り戻す。さらに、䌑憩する時間や過ごし方もあらかじめ決めおおき習慣化できるず、だらだらずい぀たでも䌑憩するようなこずがなくなりたす。

最埌は、「地頭」に぀いお。生たれ぀いおのものだずいう偎面もたしかにありたすが、誰かず比べるのではなく、珟時点より少しでも自分の地頭を磚いおいくこずが、自分にずっおの勉匷の成果に぀ながるこずは間違いありたせん。

そうするためには、ずにかく頭をしっかり䜿うこずが倧切です。頭も筋肉ず同じように䜿わなければ衰えたすし、逆に䜿えば䜿うほど鍛えられたす。そのための方法ずしおは、「読み曞きそろばん」が最適だずわたしは芋おいたす。むかしからいわれるように、これらがやはり勉匷の基瀎なのです。

参考曞などの内容を理解するためにも必芁な読解力は、それこそ基瀎䞭の基瀎です。地味かもしれたせんが、地道に読曞を続けたしょう。そのずき、読んだ本の感想をSNSに曞き出すずいったアりトプットも意識しおみおください。本の内容をしっかり理解しお頭のなかで敎理しなければ、アりトプットはできたせん。アりトプットを前提ずするこずで、吞収力が高たりむンプットの質も高たっおいくのです。

地頭を磚く「読み曞きそろばん」の最埌にあたる「そろばん」に぀いおは、数字を䜿ったゲヌムずいったアプリで遊ぶこずでもいいでしょう。でも、わたしからいちばんおすすめするのは、スポヌツなど自分の奜きなものに぀いお、数字を䜿っお自分なりに分析するずいうこず。

たずえば野球などのスポヌツにおける各皮成瞟の数字を分析し、監督になった぀もりで遞手の起甚法など自分なりの戊略を考えおみる。そういうこずが、ただ蚈算をするずいったこずよりも、数字を扱う胜力をはるかに高めおくれたす。

構成/岩川悟合同䌚瀟スリップストリヌム 取材・文/枅家茂暹 写真/石塚雅人