仕事で大変なことがあっても、お客さんから「美味しかった」「楽しかった」「また来たい」と言われたら、一瞬で吹っ飛ぶというもの。

書店員のyamabonさん(@yamabon1980)は、ある親子の会話が嬉しかったのだとか。

品出ししてたら、棚の向こうから母子の会話が聞こえてきた。「ネットだと自分が興味のあるものしか見ないけど、本屋さんに来てこうやって本棚見てると、思いもよらなかったものに『なにこれ、おもしろそう』ってなるでしょ、だから本屋さんに来て実際に棚を見るのがいいのよ」とお母さん。嬉しいなあ。
(@yamabon1980より引用)

この投稿に、多くの本好きさんが反応を寄せています。

「そうなんです! 思いがけない発見とか出会いがあって、本屋さん大好きです」「分かります! 焦点をぼんやりさせて本棚をサーチする時間がとても好き」「POP買い、ジャケ買い、思いもよらない出会いがある! だから書店通いは止められない! です」と熱い声が。書店に行って偶然出会える本ってありますよね。

「紙だと電子版じゃ味わえない独特の香りとか手触りとかもありますしね!」と紙の本の魅力を感じる方や、「見せ方やPOPでいつも新鮮な出会いをくれる全ての書店員さんに感謝です、いつもありがとうございます!」と、書店員さんへの感謝のコメントも寄せられていました。

今回の投稿に4.9万近くの"いいね"がつくなど、大きな反響がありましたが、実際に書店で働くyamabonさんは、みなさんの声をどう受け止められたのでしょうか? インタビューしてみました。

投稿者に聞いてみた

―― 仕事中に耳にした一言、この投稿に大きな反響がありました。

反響に関しては正直驚いています。実際にお客様からそういった言葉が聞こえてきたのが嬉しくてツイートしたのですが、そのように思ってくださる方がたくさんいらっしゃったんだなあと感動しています。

―― お店ごとに様々な個性があるかと思います。yamabonさんの考える「書店に行ったらここを注目すると楽しい」と言うポイントがあればお教えください。

難しいですが、まずは入ってすぐの売り場にどんなものが置かれているかですね。そのお店が一番売りたいものが一番目に付くところにあるはずです。

それから、手作りのPOPがあれば、それを見るのもお店や担当者さんが何を推してるのかわかっていいと思います。

後は、とりあえず一周してあえて興味のないジャンルの棚も見てみるとか、自分が持っている本の周りにどんな本があるのか見るのも面白いかもしれませんね。


改めて、本屋さんの魅力を再認識することとなった今回のツイート。みなさんも、早速本屋さんに立ち寄ってみては? 面白い本との出会いが待っているかもしれませんよ。