同じ本を何度も何度も読んだり、何時間も公園で過ごしたり、同じ遊びを繰り返したり……。四六時中、子どもの感情やペースに合わせて付き合うのって、心身ともに相当のエネルギーを要するもの。

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かえがえのない子どもとの幸せな時間だとわかっていても、辛くてしんどくて余裕がなくて、正直、逃げ出したくなる時だってありますよね。

そんな風に過ごしてきた日々が、子どもの記憶にはどんな時間として刻まれているのでしょうか……?

幼稚園に入るまでずっとワンオペで実家も頼れず一時保育の空きもなく診断書があっても保育園に入れず1日10000時間息子と遊び続けてパーン! となってしまったわたしですが、息子に「今まででいちばん楽しかった遊びは何?」と聞いた時に「幼稚園に入る前に、ずっとトミカで遊んでたよね」
「ママとトミカシステムにずっとトミカを流していたでしょ。あの時すごくたのしかったよ」と言ってくれて、おそらく2-3歳の頃でわたしはとても辛かったんだけど、息子にとってはあたたかな記憶として残ってくれているんだなと思えて、救われました。良かった(@tomoe_1129より引用)

子どもと遊び続ける時間が、正直辛かったというトモエさん(@tomoe_1129)。子どもの記憶には楽しい思い出として刻まれていたなんて、親としては救われますね。トモエさんはさらにこのように続けています。

これね、ちょっと伝わるかわからないんですけど、年齢的にもこのような遊びはもうしていなくて、多分今やったとしてもそんなにおもしろくもないとは思うんだけど、彼の中では幸福な思い出として残っているんだな…と思って涙が出たんですよ。
(@tomoe_1129より引用)

この投稿を見た人からは、「こんなの泣いちゃう」「すごく感動しました…」「泣ける… 心が伝わるっていいな…」「大変だったけど、救われた気持ちになるね」といった反応が。

また、この投稿に励まされた人も多く、「子供の相手辛い時あるけど、頑張ろうと思います!! 」「明日もドーナツ注文するだけのドーナツ屋さんごっこ、10000時間頑張れます」「腰砕けても遊んであげようとおもいました」「息子にそう思ってもらえるよう頑張ろう」と、みなさん奮起していました。

この投稿で、多くの方からの共感を集めたトモエさんに、育児についてお話をうかがいました。

ツイ主さんに聞いてみた

――息子さんは現在何才になられたのですか? また、今はどんな遊びが好きですか?

トモエさん:現在6才で小学1年生です! いまはSwitchでマイクラをやったり、レゴで遊ぶのが好きですね。

―― この時の辛かった状況は、その後幼稚園などに入園することで解決できたのでしょうか?

トモエさん:幼稚園入園後はかなり楽になりました。

―― 今回のツイートに多くの共感の声が出て寄せられていますが、率直な感想を教えてください。

トモエさん:さまざまな事情からワンオペで育児をされ、大変な日々を過ごしていらっしゃる方から、「いままさにその状況です」という共感のお声が多くありました。
周りから「大変なのは今だけだよ」「今が可愛い時なんだから」と言われても、まさにその「今」がとにかく辛い方が多いと思います。
子どもに寄り添って過ごすのはとても大変なことなので、親御さんたちには少しでも自分の時間や休める時間を確保して、ご自身を大切にして欲しいと思います。


一緒に楽しんであげなくちゃ。最後まで笑って付き合ってあげなくちゃ。そう言い聞かせながら頑張っている人も多いと思いますが、正直しんどいなぁ。まだやるのかなぁ。なんて思いながらでも、意外と子どもには温かい記憶として残ることも。もっと気楽に育児してもいいのかもしれませんね。