映画『胸が鳴るのは君のせい』(6月4日公開)完成報告イベントが29日に都内で行われ、浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)、白石聖、板垣瑞生、原菜乃華、高橋洋人監督(※高ははしごだか)が登場した。

  • 左から浮所飛貴、白石聖

    左から浮所飛貴、白石聖

同作は紺野りさ氏による同名コミックの実写化作。転校生の有馬隼人(浮所)と、有馬を想い続ける篠原つかさ(白石聖)が繰り広げる、親友のように仲が良い友達への“片思い”を描いた青春ラブストーリーとなる。

主演の浮所は「撮影の時は大丈夫かなあ、ちゃんと見てる方がキュンキュンしてくれるかなって不安だったんですけど、見てちゃんとキュンキュンできるポイントがあったんじゃないかなって自分でも思っていて」と自信を見せる。「きっと片思いしてる方がいると思うんです。そういう方の後押しができるような作品になっていればいいな。キュンキュンさせるポイントはキュンキュンさせられた自信があります!」と断言した。

演じた有馬については「めちゃくちゃクールなんです、僕とは真反対なくらい。僕はいつも明るく太陽みたいにやってるんですけど、有馬君は本当にクールで、男の僕でも憧れるものがあって、めちゃくちゃイケメンだと思います。歩き方というか、カバンの持ち方をマネしたいです」と、逆手にカバンを持つやり方を再現する。「いつか実践したいなと思います。(有馬のマネをする人が)街に増えてほしい! お願いします、みなさん」と頭を下げていた。

イベントでは、4人が選んだキュンキュンシーンを紹介する特別映像も流れ、キャスト陣は「恥ずかしいな、みんなといっしょに見るなんて」「くう〜〜!!」と言いながら映像を見守る。浮所は有馬がつかさの髪の毛を後ろから束ねてあげるシーンをセレクトしたが、「やられてる側はどういう感じなのかな、女性からしたら」と白石の反応も気になる様子。白石の「やっぱり見えないから、『え、今どういう状況!?』という風になるけど、シュシュが落ちちゃって、普通だったら、『俺が洗うよ』と変わるところを、有馬は髪を束ねててあげるから、なかなかないし、手からすごい優しさが伝わってきた」という感想に「嬉しいですね」と笑顔で噛みしめていた。

また、板垣は白石にキスをしてビンタされるシーンを挙げ「狙ったわけじゃないけどイヤーカフが宙に、ねえ! 本番一発で飛んじゃって、そのイヤーカフに『失恋』みたいな言葉が彫ってあって、それが飛んでくのは悲劇的! と思って好きなんですよね。飛んで嬉しいんだよ。複雑な気持ち」と表した。ビンタについては「すっごい上手だった。頭真っ白になって『痛くない』みたいな」と感想を述べると、白石は「私もこのシーンはある意味1番胸が鳴って、なよなよしたのでリテイク重ねて何回も叩いちゃうのが一番申し訳ないと思ってたから、一発で決めなきゃって全てを込めて」と明かす。板垣は「一発で終わったし良かった。気持ち良かったっす」と感謝していた。この映像は追ってWEBでも公開となる。

イベントの最後にはハートの鐘が登場し、キャストを代表して浮所が「この映画を見ることによって、全国の皆さんの胸がなりますように〜!」と鳴らすことに。実は浮所だけが知らされていなかったが、鐘を鳴らすと「キュンキュン!」という声が響き、浮所は「え、何なに!? キュンキュンって鳴る鐘初めて聞いたんですけど」「誰!? ちょっと待って、監督!?」とパニック。声が白石のものだと知らされると「嘘でしょ!? 本当!?」と驚く。白石は「別現場にスタッフさんが声を撮りに来て下さって。こんな感じにかわいらしい編集して下さるとは思わなかったので、自分で聞いても自分の声かわからないくらい」と苦笑し、「色んなパターンを撮っていただいて。キューンバージョンとか」と語った。

  • クールな鞄の持ち方を再現しあざとくなってしまった浮所飛貴

    クールなカバンの持ち方を再現するもあざといポーズになってしまった浮所飛貴