俳優の玉木宏が主演するテレビ朝日系ドラマ『桜の塔』(毎週木曜21:00~)から28日、物語がより楽しめる「警視庁の階級図」が公開された。
同ドラマは『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ 19年)で東京ドラマアウォードグランプリなど数々の賞を総なめにした脚本家・武藤将吾氏によるオリジナル作。警察ドラマだが、王道の犯人VS警察ではなく、警視総監を目指して巻き起こる組織内のパワーゲームに焦点を当てた人間ドラマを描く。
玉木が演じるのは、幼少期のある出来事がきっかけで警視総監を目指すようになった警視庁捜査共助課の理事官・上條漣。出世のためには汚い仕事もためらうことなく遂行する、ダーティーな役どころだ。
先週放送された第2話で、同期(馬場徹・渡辺大地)の出世レースを勝ち抜いた漣は「警視正」に昇格したが、最終目標である警視総監まではあとどれくらいの道のりがあるのか。また、警視庁内の3派閥トップに君臨する「東大派」警務部長・吉永晴樹(光石研)、「薩摩派」警備部長・権藤秀夫(吉田鋼太郎)、「外様派」刑事部長・千堂大善(椎名桔平)や、幼馴染みで“ノンキャリ”の捜査一課主任の水樹爽(広末涼子)はどこに位置しているのか。
少し分かりづらい警察の役職が、このたび公開された「階級図」ではひと目で分かるよう整理されている。
29日放送の第3話で漣は警務部へ異動し、警察内の不正を取り締まる“警察の中の警察”=監察官のポストを与えられる。爽らが押収した拳銃の横流し事件を秘密裏に探るよう命じられるが、「東大派」派閥を率いる吉永が「外様派」の刑事部長・千堂の息がかかった漣を抜擢した真意とは。
漣にとって、警察官の身辺を隅々まで把握できる警務部は、上層部の弱みを探し出すチャンス。警務部の中枢に入り込むために成果を上げようと決意するが、“警視庁を揺るがす闇深き真実”が発覚し、常に冷静な漣が激しく取り乱す事態が起こる。