国内の優れた鉄道旅行を審査・表彰する「鉄旅オブザイヤー 2020」のグランプリに、読売旅行など4者が共同で企画した「鉄印帳付きツアー」が選出された。結果発表と授賞式は4月21日に鉄道博物館(さいたま市)で開催された。
「鉄旅オブザイヤー 2020」では、全国の旅行会社が企画・実施する45商品の中から、授賞式当日の投票でグランプリが決定。グランプリ受賞商品の正式名称は「三セク鉄道のオリジナル印“鉄印”がもらえる『鉄印帳』付ツアー 9つの列車をツナグ! みちのく鉄道周遊」で、9つの列車を乗り継ぎ、三陸鉄道・IGRいわて銀河鉄道・秋田内陸縦貫鉄道の「鉄印」を集める内容だった。読売旅行、日本旅行、旅行読売出版社、第三セクター鉄道等協議会が共同で企画し、2020年9~11月に催行した。
授賞式にて審査員から、「鉄印帳のアイデアは、路線網が分断されている第三セクター鉄道をつなぎ、利用促進を図る意味で革命的なイノベーション。本コースは、経営難に苦しむ第三セクター鉄道を救済する面も含めて、二重の意味で称賛に値する」など、高い評価を集めたという。