新型コロナウィルスの影響で今年のGWも“おうちで大人しく巣ごもり生活”という人も少なくない。時間を持て余してしまいそうなこの時期こそ、普段の忙しい生活の中ではなかなか出会えないようなスーパーの美味しいものをじっくりチェックしてはいかがだろうか。今回は「カルディコーヒーファーム」(以下、カルディ)で筆者が気になった商品をピックアップ。実際に味わってみて、おすすめしたいイチオシ厳選5品をご紹介する。

  • アジアンエスニックや初夏におすすめのレモン味の商品などをピックアップ

<1>「汁なし台湾ラーメンカップ」(213円)

  • 唐辛子たっぷりの本格味。名古屋発祥の台湾ラーメンを汁なしスタイルで!

こちらは「カルディ」オリジナルの汁なし台湾ラーメンのカップ麺。“汁なし”ブームでもあり、台湾ラーメンも最近人気なので気になって購入してみた。麺の上にニラやフライドガーリックなどのかやくを加え、熱湯を注いで4分待機。カップ焼きそばのように湯切り口がちゃんとあるので、そこから湯を捨てれば“汁なし”が完成する。あとは別添のスープをかけて混ぜるだけ。

さっそく味わってみると、麺は即席麺ながらノンフライの中太麺だからか意外としっかりとしたコシがあってもちもちして美味しい。専門店が提供する台湾ラーメンのように、ひき肉が中央にたっぷりというわけではないものの、肉そぼろもちゃんと入っており、台湾ラーメンらしくニンニクやニラの風味、香ばしい醤油味がたっぷり味わえる。しっかりしたコクもあるので、これをおかずに白飯もいけそうな予感。かなりクセになる味わいで、あっという間に完食した。

具材の唐辛子は粉末とかではなく、5ミリメートルくらいの大きさで結構たっぷり入っている。これが辛いもの好きな人には嬉しいポイント。唐辛子をかみながら、独特の辛い旨味も堪能できた。辛いものを欲する夏に向けて常備しておきたいピリ辛商品だ。逆に辛いのが苦手な人は、これに半熟目玉焼きをのせたり、マヨネーズをかけてマイルド味にアレンジしても美味しいだろう。

<2>「コーンポタージュのおせんべい」(64g 235円)

  • 表面にはコーンポタージュのパウダーがたっぷり!

メディアなどでも話題の「コーンポタージュのおせんべい」。おせんべいなのにコーンポタージュ。その意外な組み合わせに興味津々で購入してみた。袋を開けると、個包装のおせんべいがたくさん。1つずつ小分けされているので、一度に食べきれなくても、おせんべいがしけることがなくて安心だ。

開封してみると、コーンのやさしくて甘い香りがふんわりと包み込んでくれる。国産米100%を使っているらしいせんべいは口どけが絶妙で、最初はザクザクしているのだが、すぐにとろりと口どけ、後半は米由来の旨味がコーンポタージュ味に加わって、口の中はまさにコンポタそのものに。バリバリ硬めのせんべいとは全く違った世界観で、香りも味も、食感も、とにかく癒しのおせんべいだ。塩味もほどよく、子供からお年寄りまで家族みんなで楽しめる万人向けのおせんべい。軽いせんべいなので1袋すぐになくなってしまう。

<3> 「ルーローファンふりかけ」(30g 192円)

  • 最近話題の台湾飯「ルーローハン」。そのふりかけの味はいかに?

最近話題の台湾の煮豚ご飯「ルーローハン(魯肉飯)」。ルーローハン専門店やルーローハンのテイクアウト商品なども増えてきている中、「カルディ」ではご飯に混ぜるだけの「混ぜるだけルーローファン」や「ルーロー飯の素」などが販売されている。中でも美味しかったのがこの「ルーローファンふりかけ」。

開封した瞬間から、豚肉や八角などの甘くて香ばしい香りが漂ってくる。豚肉、椎茸、玉ねぎ、八角、ごまなどを醤油ベースの甘辛い味わいに仕上げた旨味たっぷりのふりかけなのだが、ふりかけのチップの大きさも魅力のポイント。通常のふりかけに比べ、かなりチップが大きめで、食べるとザクザク・バリバリとした心地良い食感が楽しめる。それが止まらない美味しさでもあるのだ。

お弁当などの冷めた白飯でも、このふりかけなら美味しく味わえるに違いない。また肉の香ばしい旨味が強いので、冷奴にトッピングしたりと、いろいろ活用アレンジもできそうだ。「カルディ」のオンラインストアで同商品をチェックしてみたら、「パスタなどの麺類に、ご飯に混ぜてチャーハン風にして」も美味しく味わえると書いてあった。常備してて間違いない汎用性のある商品であろう。

<4>「混ぜるだけチーローファン(鶏肉飯)」(298円)

  • ご飯に混ぜるだけなのに専門店の本格味がする台湾風蒸し鶏ご飯

「チーローファン(鶏肉飯)」とは台湾のソウルフードである蒸し鶏入りの混ぜご飯のこと。前述の「ルーローファン」が豚肉ならこちらはその鶏肉版。ご飯2合に混ぜるだけで、香辛料の効いた風味豊かな専門店の本格味になるのがすごい。シンガポールならチキンライス、タイならカオマンガイ、そして台湾ならチーローファン。鶏肉とご飯の組み合わせは各国ハズレなしの美味しさだが、それが“混ぜるだけ”で味わえるというのが画期的だ。

具材はシンプルで細かな蒸し鶏のみ。だから正直、混ぜている間はあまり味に期待はしていなかった。だがその中にショウガや香辛料、鶏あぶらが絶妙な配分で加わっているらしく、一口味わった瞬間から「あ! 美味しい! 」と感動的な美味しさなのだ。そして箸が止まらなくなる。

写真はシンプルに万能ネギを散らしただけだが、蒸した鶏肉や唐揚げ、きゅうりやトマトなど、いろんなものをのせてプレートにしても楽しめそうだ。我が家の定期メニューにプラスしておこう。

<5>「レモン冷麺」(162g 226円)

  • さっぱりしたレモンの酸味が美味しい冷麺

「カルディ」の売り場で目についたのがレモン味の商品の数々。即席中華麺の「瀬戸内レモン塩ラーメン」や「レモン麻婆豆腐の素」なども見つけて驚いたのだが、中でも個人的に美味しかったのは「レモン冷麺」。そば粉不使用の白い冷麺は茹で時間が40秒と短く、冷水で冷やすとほどよいコシの強さ。別添の特製レモンスープには冷水180ccを加えるだけ。あとはレモンの輪切りや鶏ムネ肉のスライス、パクチーなどお好みの具材をトッピングするだけで手軽に簡単に作れるのが魅力。

リンゴののったキムチ冷麺よりも、酸味がかなりしっかりと効いていて、スッキリさっぱり味。ショウガやニンニクの風味も広がり、後味はちょっとだけ苦味も感じられ、それがまた美味しくて飽きのこない味わい。GW中の暑い日はもちろんだが、これからのジメジメした梅雨の時期のリフレッシュ麺としてもいいかも。疲れが取れるような気がするのは気のせいだろうか……。「瀬戸内レモン塩ラーメン」も味わったが、こちらの冷麺の方がとんがったインパクトのある酸味だった。また麺とスープの一体感も冷麺の方がいいように感じた。

お店で商品を見ているだけでも、世界を旅したような気分になる「カルディ」。これから初夏にかけておすすめのアジアンエスニックや、レモン味の商品、ピリ辛商品も揃っているので、ぜひこの機会にチェックしてみては?