2011年1月から始まった『カードファイト!! ヴァンガード』プロジェクト。魅力的なキャラクターや世界観で、今もなお人気を獲得し続けている本シリーズが、10周年を迎えた。その10周年を記念する作品となるTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード overDress』が2021年4月から放送スタート。本作の主人公は、加賀国金澤市(かがのくにかなざわし)に住み、他人の心を察する力をもつ少年・近導ユウユ。彼が、とあるきっかけで夜の遊園地『ワンダヒル』に訪れることで、物語が動き始める。今回は、主要キャラクターである石亀ザクサを演じる伊藤昌弘と、伊勢木マサノリを演じる森嶋秀太のインタビューが到着した。
●思い入れの強い作品になりました
――これまでの『ヴァンガード』プロジェクトにもさまざまな形で関わってきたおふたり。新たなシリーズが始まると聞いた時の率直な感想を教えてください。
森嶋 『ヴァンガード』は僕のアニメデビュー作品だったんです。ずっと共に歩んできたプロジェクトが、こうして10周年を迎える節目で、新たなグレードへ行くことになった。そして、僕もまた関わらせていただけるということが、とにかく嬉しいです。幸せな気持ちでいっぱいですね。
――今までもグレードアップしてきましたが、今回はアニメもカードゲームも大きく変化します。
森嶋 キャラクターデザインの原案はCLAMP先生、アニメーション制作もキネマシトラスさんになりました。カードゲームもシステムが少し変化します。『ヴァンガード』に新しいレボリューションが起きましたね。
――森嶋さんはこれまでカードゲームも熱心にプレイされていましたよね。
森嶋 そうなんです! 何が特に楽しみかと言いますと……今まで「クラン」だった縛りが、今度は「国家」になるんですよ。つまりは括りが大きくなって、デッキ構築の幅が広がるということ。新しく登場するカードたちがどんなものになるのかも含めて、楽しみで仕方ないですね。
――ちなみに、私はダークヒーロー大好きっ子なので、シャドウパラディンを使っています。
森嶋 いいですね~! 僕はテクニカルな戦い方が好きなので、グランブルーやディメンジョンポリスが好きです。
――カードゲームの今後の展開も楽しみです! 伊藤さんは新たなシリーズが始まると聞いたとき、どのように思いましたか?
伊藤 これまで、蒼波盾将 ヨルゴス役の声優として出演するだけでなく、Argonavisとして主題歌も担当してきました。声優として出演するアニメのタイアップ曲を歌うことが個人的には夢であり、目標のひとつだったんです。それを叶えてくれた『ヴァンガード』は、本当に思い入れの強いプロジェクトとなりました。そんなプロジェクトの10周年記念作品、しかも主要キャラクターを演じさせていただけるというのが、すごく嬉しいです。
森嶋 看板になれているような気持ちになれて嬉しいよね。
伊藤 本当に! あと、事務所の先輩でもある森嶋さんとマイク前に立てるというのも光栄なことなので、さらに思い入れが深くなっています。
●声優としての根幹を教えてもらった
――おふたりが『ヴァンガード』から教えてもらったことは?
森嶋 関わり始めた頃は本当に右も左もわからない状態だったので、マイク前の所作、スタジオでの在り方、芝居のすべてなど、声優としての根幹を『ヴァンガード』、そして諸先輩方から教えていただきました。僕の声優人生は『ヴァンガード』と一緒にあったと言っても、過言ではありません。
――先輩とのエピソードで特に印象に残っていることは?
森嶋 最初のころ、マイク前に立って喋ることすら不慣れで。頭がいっぱいになってしまい、ろくにお芝居ができなかったんです。そんなとき、代永翼さんや佐藤拓也くんが「大丈夫だよ、大丈夫」と言ってくれたり、榎本温子さんや杉山紀彰さんが温かい言葉をかけてくださったりしました。そのおかげで落ち着いて、マイク前でも喋れるようになったんです。自分を「ヴァンガード」にしてもらって、周りの先輩方が「リアガード」となって僕に力をくれたんですよね。
伊藤 僕もお芝居に関して色々と学ばせていただきました。特に、主要キャラクターとして関わっている本作での学びは多いですね。最近のアフレコは新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、大人数ではなく、同じブース内には2~3人だけで収録することが多くて。以前のように大人数で収録できないのは残念ですが、それがプラスになっていると感じることがあります。
――具体的にはどのような点がプラスになっていると感じますか?
伊藤 少人数でやっている分、先輩方とじっくりお話ができるんですよね。また、しっかりお芝居を見ることもできるんです。すごく贅沢な勉強の時間をいただけているなと思っています。

