Visaのタッチ決済、南海電鉄16駅の改札機で実証実験を開始

ビザ・ワールドワイド・ジャパン、南海電気鉄道、三井住友カード、QUADRACの4社は4月3日、南海電鉄の16駅の改札機において、Visaのタッチ決済とQRコードによる入出場の実証実験を開始する。

南海電鉄、Visaのタッチ決済・QRコード対応改札による入出場実施駅

この実証実験では、南海電鉄の16駅・32改札に、「Visaのタッチ決済」およびQRコードによる「南海デジタルチケット」対応の専用改札機が設置される。実施期間は4月3日〜12月12日。なお、駅の改札でVisaのタッチ決済による入出場を可能とするのは国内初。

南海電鉄、Visaのタッチ決済による専用改札機利用法

実証実験で提供されるサービスは、Visaのタッチ決済機能のあるカードやスマートフォン、ウェアラブルを入出場時に専用改札機へかざすだけで運賃精算ができる「都度利用」と、南海アプリ上で「南海デジタルチケット」を事前に購入し、スマートフォンに表示されたQRコードを入出場時に専用改札機へかざすことで改札通過を可能とする「事前購入」の2種類。

南海電鉄、「南海デジタルチケット」による専用改札機利用法

また、4月15日から、「南海デジタルチケット」の第1弾として、ラッシュ時間帯の混雑緩和や接触機会の低減、キャッシュレス決済の推進を目的に、乗車駅を9時以降に入場することを条件とした「時差通勤応援きっぷ(5月有効乗車券/6月有効乗車券/7月有効乗車券)」が期間限定で発売される。乗車駅を9時以降に入場することで、最大約3割引で利用することができるという。