大学スポーツ協会(以下UNIVAS)は、3月29日、大学スポーツ振興に貢献したアスリートやスポーツに関わる学生、団体を表彰する『UNIVAS AWARDS 2020-21』の表彰式を開催した。式はオンラインで実施され、各部門の最優秀賞と、「UNIVAS CUP 2020-21」の年間総合優勝および各部門賞が発表された

  • 『UNIVAS AWARDS 2020-21』左から畠山愛理氏(元新体操日本代表)、池田敦司(UNIVAS専務理事)、川原貴(UNIVAS副会長)、樋口哲司氏(MS&ADホールディングス 専務取締役)、熊谷豊選手(パラアスリート、三井住友海上所属)、スポーツ庁 室伏広治長官、鎌田薫(UNIVAS会長)、有森裕子(UNIVAS副会長)、田中大貴氏(スポーツアンカー)

大学スポーツの価値向上をあげていく目的でスタートした競技横断型の大学対抗戦「UNIVAS CUP 2020-21」の年間総合優勝は、昨年に続き各競技で優秀な成績を収めた早稲田大学が2連覇を果たした。

個人賞では、文武両道を実践し他の模範となる運動部学生「パーソン・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞に安山涼香さん(中京大学・女子ソフトボール部)、文武両道を実践し他の模範となる運動部女子学生「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞に田中佑美さん(立命館大学・女子陸上競技部)、堀美紀さん(中京学院大学・女子卓球部)、パラスポーツにおいて活躍した学生「パラアスリート・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞に江崎駿さん(法政大学/Brex)、兎澤朋美さん(日本体育大学)が表彰された。また学生アスリートや運動部を支える活躍をした学生「サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞は今田理子さん(全日本学生アーチェリー連盟)、運動部新入生として他の規範となる活動を行った学生「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞は吉中日向子さん(青山学院大学・陸上競技部 短距離ブロック)、人材育成や競技力向上に尽力した指導者「コーチ・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞は吉田匡孝さん(中京大学・男子サッカー部)が受賞した。

団体賞では、「学修機会確保に関する優秀取組賞」最優秀賞として中京学院大学の「コロナ対策を活用したスポーツ学生の学修機会の確保と教育改革の取組」、「成績管理・対策に関する優秀取組賞」最優秀賞に立命館大学の「学業ガイドラインの制定および運用」、「安全確保に関する優秀取組賞」最優秀賞に至学館大学・至学館大学短期大学部の「学内での PCR 検査実施による新型コロナウイルス感染拡大防止対策」、「大会・プロモーションに関する優秀取組賞」最優秀賞に国士舘大学女子新体操部「コロナ禍における新体操オンライン二大学友好大会『第一回新体操藤楓杯』発足の取組」、大学スポーツ振興に関する先進的な取り組み事例を行なった団体に贈られる「スポーツ統括部局/SA賞」最優秀賞として関西大学 スポーツアドミニストレーターの「スポーツアドミニストレーターによる広報活動とメンタル面などトータル的なサポート」が表彰された。

  • スポーツ庁 室伏広治長官

表彰式にあたり、スポーツ庁 室伏広治長官からは「今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で社会が一変しました。多くのスポーツ活動や大会が中止・延期を余儀なくされ、キャンパスライフも普段通りに行うことが出来ない。そのような状況で、大学スポーツ活動の継続に尽力された学生アスリートをはじめ、大学関係者のみなさまに改めて感謝申し上げます。大学スポーツ全体がさらに活性化するよう、受賞者のみなさまには引き続き大学スポーツ界を牽引していただくとともに、各賞を受賞された学生の方には、将来社会に出た際に大学スポーツを通じて培ったスポーツパーソンシップを遺憾なく発揮してほしいです」とコメントを寄せた。