ビズヒッツはこのほど、「転職先の条件で妥協したことに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2月26日~27日、転職経験がある500人を対象にインターネットで実施した。
転職するにあたり、転職先の条件で妥協した点はあるか尋ねたところ、79.2%が「妥協した点がある」と答えた。
どのような点を妥協したのか聞くと、2位に倍以上の差をつけて「収入額」が最も多かった。具体的には「月収25万円を望んでいましたが、19万円の手取りで妥協」(男性、29歳で転職)、「中途採用だったが、給与や新卒と同じところからスタートだった」(男性、36歳で転職)などで、時給や月収額のほか、ボーナスの有無について妥協したという人も見られた。
2位は、「勤務時間・曜日」となった。「土日休みがよかったが、火曜と水曜休みになった」(男性、23歳で転職)、「フルタイムで働きたかったが、時短で妥協した」(女性、35歳で転職)という人のほか、勤務開始時間や終業時間について妥協したという人もいた。
3位は「勤務地・通勤時間」、4位は「業種・仕事内容」、5位は「雇用形態・雇用期間」となっている。
希望に合わない条件で妥協した理由を聞いたところ、「他の希望条件を優先した」という回答が最も多かった。2位は「早く転職したかった」、3位は「妥協しないと転職できなさそうだった」、4位は「他に求人・転職先がなかった」、5位は「許容範囲だった」だった。
転職先に満足しているか尋ねると、75.4%が「とても満足」「まあ満足」と答えた。転職にあたって妥協した点がある人でも、71.0%が「とても満足」「まあ満足」と答えている。