京浜急行電鉄は25日、1000形の新造車両を5月から運行開始するにあたり、お披露目イベントとして展示会・試乗会を開催するとともに、記念乗車券を発売すると発表した。あわせて新造車両を貸切列車として利用してもらうべく、2017年10月から販売している貸切列車の内容を年5月8日から大幅にリニューアルする。
車内設備を一新した1000形新造車両を体感してもらうお披露目イベントとして、4月17日に品川駅3番線で展示会、4月24日に品川~京急久里浜間を走行する試乗会を開催。両イベントとも京急電鉄サイト内に開設される特設ページにて、3月29日10時から4月7日10時まで募集し、抽選で当選した人を招待する。
新造車両のデビューを記念した記念乗車券は、4月25日7時から5月31日17時まで、京急蒲田駅の改札外特設ブースにて販売。ウィズコロナ時代に適した新しい通勤環境を提供する車両として、車内設備を紹介するとともに、オリジナルマスクケースと抗菌・抗ウイルス座席シート地付きの記念乗車券となっている。D型硬券4枚セットで、発売額は2,000円。発売部数は2,000部で、1人2セットまで購入でき、売り切れ次第、終了となる。
貸切イベント列車のリニューアルは、新行路の設定や支払い総額の見える化、申込み期限の見直しなど行うことで利用しやすいしくみを構築し、車両を広告媒体として扱う「広告プロモーションプラン」と、非日常のイベントを楽しむ「イベント・旅行のお手伝いプラン」の商品に分け、利用目的に応じたフレキシブルな対応を可能とした。
「広告プロモーションプラン」では、貸切列車の車内での招待イベントや、駅ホームを活用した駅利用者へのプロモーションも可能となる。購入特典として、京急電鉄の車両約800両への中吊り広告1期分をセットとしたお得な広告媒体としている。
「イベント・旅行のお手伝いプラン」では、京急電鉄初となるトイレの常設やフレキシブルな座席配置が可能な新造車両を使用することで、同窓会やオフ会、結婚式など車内でさまざまなイベントの開催が可能となる。