春は入学の季節。名前を書いたり、手提げバッグや体操着袋を作ったり、準備に追われている人も多いと思います。実は今、松岡厚志さん(@513MHz)の奥様が作られた図書バッグが、ツイッターで注目を浴びています。

それが、こちらのバッグです。

春から小学生になる息子が書いたアルファベット。「味がある」と感じた妻がネットのプリントサービスで布にして、図書バッグに仕立ててしまった。自分のデザインしたバッグを小学校に持っていくなんて、なかなかいいね。(@513MHzより引用)

とっても素敵なバッグですね。自分の書いた文字がバッグになるなんて、お子さんもビックリされたでしょうね。

この投稿を見た人からは、「オシャレ~」「めちゃくちゃかっこいいいいい」「いや良すぎる。。。」「これは味があっていいですね!!」「売ってたら買うかも笑」といった声とともに、デザイン担当の息子さんと、その才能を見逃さず形にした企画・制作担当のお母様に、「この子もお母さんも天才やー」「才能の塊ですね」「おかあさん、グッジョブ」などなど、称賛の声が続々と。

また、あまりの出来栄えに、「かっこいい。コムデギャルソンシャツとかでありそうなプリント」「ヴィトンの新作と言われたら騙される自信があります」「海外ブランドとして売り出しても分からないくらい良い.....!」という声も寄せられていました。

早速、真似して作りたいという人も現れ、「ぜひHow toを!」という声も。ツイ主の松岡厚志さんに、インタビューしてみました。

ツイ主さんに聞いてみた

―― このアルファベットの絵は、息子さんがいつどのようなタイミングで描かれたものだったのでしょうか?

松岡さん:保育園の同じクラスの子が「英語の学習教材で頑張ってるらしい」という話を聞いて、「おれもえいごはなせないけど、かけるよ」と、突然コピー用紙に向かって書きなぐり始めました。テレビを見て記憶していたらしい何文字かを書いたあと、リビングに置いてあったコーヒー豆のパッケージなどを参考にしながら他の文字も書いていったようです。

―― オリジナル生地の専門店『REALFABRIC』のサービスを使って布を作られたそうですが、バッグ自体は奥さまの手作りでしょうか?

松岡さん:バッグ自体は妻の手作りです。息子が4月から小学生になるにあたって、指定サイズの図書バッグを用意する必要があり、Youtubeで「トートバッグの作り方」などの動画を参考にしながら、家にあったコンパクト電動ミシンを駆使して作っていました。

―― どれくらいの期間で、どのような点を工夫して仕上げられましたか?

松岡さん:日曜日の昼下がりから作業を始めて、夜の7時くらいまでかかってました。
息子が描いたコピー用紙をそのままスキャンしただけでは総柄(続き柄)にしたときに継ぎ目に違和感が残るため、Photoshopを使ってデータ上で文字の配置を微調整したようです。

―― これらのバッグの仕上がりに、息子さんはどのような反応をされていますか?

松岡さん:大きめのサイズで発注した布が家に届いた時点で喜んでましたが、そのときはまだ図書バッグにするとは言っておらず。妻がハサミで布をカットし始めると「おらのぬの、きっちゃうの?」と一瞬びっくりしたのですが、バッグとして仕上がると「へ~すごいね」と笑ってました。

はじめは文字を書くだけで驚いてもらおうと思っていたところ、本人の予期しないバッグに仕上がったことで「こういうつかいかたもあるのか」「わるくない」と言っていました。

―― このツイートが話題になっていることについて、率直なご感想をお聞かせください。

松岡さん:たくさんの「いいね」がついて、息子も喜んでいます。自分は得意じゃないと思い込んで、普段あまり積極的に絵を描こうとしないので、今回のツイートの反響が自信につながればいいなと願ってます。


子どもが書いた文字をバッグのデザインに採用するというナイスアイディア。きっと、6年間大活躍することでしょう。入学準備はこれから! という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。