お笑いコンビのサンドウィッチマンらが出演するBSフジのバラエティ番組『東北魂TV』が21日に最終回を迎え、レギュラー番組として9年半の歴史に幕を下ろした。

  • サンドウィッチマンの伊達みきお(左)と富澤たけし

東日本大震災から半年後の2011年10月に5分番組としてスタートした同番組。その後、時間枠を30分に拡大し、「笑いで日本を応援」を掲げ、サンドウィッチマンに加え、マギー審司、鳥居みゆき、狩野英孝という東北出身芸人たちが、スタジオコントや、被災地を中心にロケ企画を展開してきた。

伊達みきおは「テレビでスタジオコントっていう夢がかなえられて、本当に(芸人の)みんなに羨ましがられてましたからね」といい、富澤たけしも「幸せな時間でしたね」としみじみ。

伊達は「『東北魂TV』の収録はすごい楽しみでしたね」というが、朝から晩までのコント収録に出ずっぱりで、「風呂場で台本を覚える人だから、ずっとのぼせながら台本読んで、最終的に何も覚えてない(笑)」という苦労も。だが、「この番組で、台本を覚える速さが身についたんです。他のコント番組に出ても『大したことねえじゃん』って思う」とスキルアップになったそうだ。

また、伊達は「一旦ここで『東北魂TV』は終わるわけですが、ここからは特番でまたいろいろロケなんかして、東北の魅力を伝えていければいいなと思います」「我々は継続してずっと東北を応援したいと思いますので、僕らを見たら東北を思い出してもらって構わないので、ぜひ街で会ったら声をかけてください」、富澤は「義援金のあり方もどうやっていくのか、これからは形を変えながら相談してまた決めていきたいと思います」と今後についてコメント。

そして番組のラストに、伊達は「東日本大震災があって始まった番組ですけど、東北を元気にしよう、日本を元気にしようって始まって、すごくたくさん笑ってくれたと思います。ロケではいろんな東北に行きましたし、ちょっと食べすぎるロケでしたけど、美味しいものも伝わったのかなと思います。これからも我々はたまに集まって特番ができればいいのかなと思いますし、(メンバー)それぞれの番組やライブを見て、東北をまた思い出してもらって、ぜひ足を運んでほしいなと思います」と呼びかけた。

後番組には、引き続きサンドウィッチマンが出演する『サンド道楽』(毎週日曜23:00~)が、4月4日にスタートする。