辛い物好きのみなさんに朗報です。うどんチェーン店でおなじみの丸亀製麺は3月10日より、春の期間限定メニューを発売。そのうち2品は「辛辛」を名乗る、その名の通りホットなうどん商品になっています。

「あさりうどん(温)」(並 630円/大 730円/得 840円)
「辛辛あさりうどん(温)」(並 690円/大 800円/得 910円)

「うま辛担々うどん(温)」(並 670円/大 780円/得 890円)
「辛辛担々うどん(温)」(並 690円/大 800円/得 910円)

今回発売されたのは、毎年この季節に登場する「あさりうどん」シリーズ2種と、「担々うどん」シリーズ2種です。通常メニューと「辛辛」商品ではどのくらい味わいが異なるのか、早速比較していきましょう。

■あさりうどん食べ比べ

「あさりうどん」シリーズは、丸亀製麺が春だけ期間限定で販売している人気商品。この季節になると、常連の方々が待ってましたとばかりに注文するメニューだといいます。そして今年は新作として「辛辛あさりうどん(温)」が登場。特製の「うま辛だし」がかけられているそうです。

「あさりうどん」辛さレベル☆☆☆

まずは王道「あさりうどん」から実食。同商品は、注文されるごとに一杯ずつ、たっぷりの殻付きのあさりを特性だしとあわせているとのこと。香り豊かな仕上がりを期待してしまいます。

  • 「あさりうどん(温)」(並 630円/大 730円/得 840円)

    「あさりうどん(温)」(並 630円/大 730円/得 840円)

運ばれてくるや否や、器から溢れそうなあさりに驚きます。ちなみにわかめもたっぷりでした。贅沢なボリューム感を前に、食べる前から大満足といった感じです。

大量に盛られた具の隙間から、スープをすくって口の中へ流し込む。すると、特性だしの旨みがじゅわっと口内へ広がりました。目をつぶって飲んでみても、あさりモリモリの情景が浮かんでくるほどに、旨みが染みこんでいます。

だしだけで持ち帰り、自宅でお吸い物を作りたい衝動にかられました。

  • 味変には生姜が合う! たっぷり贅沢なあさりをぜひ試してみてください

もちもちのうどんがだしとばっちり絡まり、シンプルな美味しさと贅沢な気分を味わえました。まだまだ肌寒い3月にはうってつけの一品です。

「辛辛あさりうどん」辛さレベル★★☆

続いては本年の新作「辛辛あさりうどん」をいただきます。よりだしのコクと旨みを感じられるという、ピリ辛の特製「うま辛だし」がかけられた一品。先ほど食べた「あさりうどん」とはどれほど異なる味わいになっているのでしょうか。

  • 「辛辛あさりうどん(温)」(並 690円/大 800円/得 910円)

    「辛辛あさりうどん(温)」(並 690円/大 800円/得 910円)

商品が運ばれてくると、ふわっとラー油の香りが鼻を通り抜けました。ラー油の風味や香りだけで、美味しいと感じてしまうのでたまりません。

  • スープの色もかなり異なります。

いざスープを飲んでみると、濃縮したあさりの旨みとともに、ピリリとした唐辛子・ラー油の刺激が広がりました。一口味わった時点で、あさりの美味しさを殺さない、バランスの取れた刺激にテンションが上がります。

「あさりうどん」シリーズは、ゆでたうどんを水で締めずにそのまま食べる「釜揚げうどん」が使われているとのこと。その麺の特徴は、もっちりとした"食感"と表面の"ぬめり"だといいます。それもあってか、だしが麺にしっかりと絡まりり、最後まで変わらぬ美味しさを楽しむことができました。

気になる辛さは見た目よりもやや控えめで、そのかわりにラー油の香りや唐辛子の風味が味わい深い一品となっています。辛いものが苦手、でも食べたいという人は、きっと満足のいく美味しさを堪能できるはずです。


■担々うどん食べ比べ!

続いて紹介するのは「担々うどん」シリーズ。毎年好評だという「うま辛担々うどん」に追加して、本年は「辛辛担々うどん」が登場しました。こちら公式情報によると、「うま辛うどん」の辛さレベルが星1に対し「辛辛担々うどん」の辛さは星3。一体どれくらい味に違いがあるのでしょうか。

「うま辛担々うどん」辛さレベル★☆☆

「うま辛担々うどん」は、濃厚な担々スープをかけた上に甘辛のそぼろ、ホウレンソウを盛り付け、かつお粉・香味ラー油がかけられた一品になります。一目見てわかる濃厚な担々スープにワクワクが止まりません。

スープからすすってみると予想通り、胡麻の味がぎゅっと濃縮された、まろやかな味わいが感じられました。こちらのスープは、全店舗で毎日数時間おきに引いている風味豊かな白だしに、胡麻ペーストを加えて作られているとのこと。香味ラー油と混ざりあうとこれまた絶品です。

香り高いピリリとしたラー油が効いているのも美味しいポイント。お肉やホウレンソウも贅沢にトッピングされているので、食感なども楽しみながら味わうことがでました。

「辛辛担々うどん」辛さレベル★★★

そして最後にいただいたのが「辛辛担々うどん」。唐辛子やハバネロチリ、フライドガーリックなどをあわせた「辛ジャン」が加わった一品。「辛ジャン」が入ることで、どれくらい味に変化があるのでしょうか。

早速「辛ジャン」を溶かしていくと、みるみるうちにスープの色味が変化していきました。そして味わってみると、コクのある辛みが口の中へと広がります。

先ほどは胡麻の風味とまろやかさを1番目に感じたのですが、こちらの商品でまず先来るのは"辛さ"。マイルドな担々スープの味わいにコク深い辛さが追加され、唸りたくなる美味しさを感じることができます。

食べ進めると途中で辛さが蓄積してくるのですが、そんな時はホウレンソウを掻っ込むのがおすすめ。このためにトッピングされているのだと感じるほどに美味しさが際立ちます。辛さ美味しさともに、個人的には大満足の一品でした。

辛いものが苦手な人は苦戦しそうな一品に仕上げられていますが、もっと辛さを追い込みたい! そんな人には卓上にある「七香七味」を追加することをおすすめしたいです。爽やかな辛さが追加され、より深みのある美味しさを楽めます。もしかすると、ドバドバ入れてしまう人もいるかもしれません。


春が近づいてきたとはいえ、まだまだ肌寒い日も続く3月。ホッと身体の芯から温まる丸亀製麺のうどんを食べて、春を待つのも悪くないのではないでしょうか。