アイドルグループ・A.B.C-Z初の学園ドラマ『ワンモア』(メ~テレ4月5日放送開始、Amazon Prime Video先行有料配信中)の完成報告会が8日、東京・神楽座で開催され、メンバーの戸塚祥太、塚田僚一、五関晃一、河合郁人、橋本良亮と、榊英雄監督が登壇した。
『ワンモア』は、それぞれに事情を抱えながらも夜間定時制高校に通い、他人の人生と触れ合うことで自らと向きあい成長していく5人の若者の姿を描いたオリジナルドラマ。
同作について塚田は「僕たちにとって、はじめてとなる連続ドラマ。この日が来て良かったと思います」、橋本は「すごい難しい役だった印象があるので、見るのが楽しみだという思いがあります」とそれぞれコメントした。
続いてドラマ制作の経緯を聞かれた榊監督は、「前作『ぼくらのショウタイム』の名古屋のイベントの時に橋本さんはじめ皆さんから、学園モノがやりたいという意見があり、本当にそこから始まりました」と明かす。学園ドラマをプッシュしたという橋本が「僕が思っている学園ドラマじゃなかったです」というと一同は笑いに包まれたが、橋本は「なので、より楽しめました!」と重ねた。
河合も「この歳でも学園ドラマができるというのは嬉しかったですが、僕と五関は先生役なので、生徒役に憧れました。メンバー内で先生と生徒に分かれるんだと(笑)」と不満を漏らすと、五関は「細かく言うと、僕は副担任なので、河合の下なんだという驚きもありました笑」と笑いを誘う。
役作りについて聞かれた五関は「僕の演じた役は、教師に憧れて、自分が目指す教師像がたくさんある人物で、皆さんも知っている往年の学園ドラマの先生を実際に授業でモノマネをするような場面があるのですが、衣装を含め、資料などもを用意してもらったこともあり、完璧だったのではないでしょうか! 6~7役やったのですが、俺カメレオン俳優だな、と思いました(笑)。憑依したような感じがありましたね(笑)」と手応えを見せる。モノマネについて河合は、「僕はジャニーズモノマネ専門なので、少し管轄は違います」と前置きしつつも、「ただすごい楽しそうに見えました。そして、ずるいんですよ。モノマネ中に僕のほうを見てくるなど、アドリブを結構入れてきて、そういう姑息なことをしてくる子なんですよね(笑)」とツッコミを入れた。
そして、A.B.C-Z主演のスペシャルドラマ『ぼくらのショウタイム』でプロデューサーを務め、本作にもカメオ出演しているよゐこの濱口優がサプライズ登場。濱口に「今日モノマネ全然やってくれないじゃん!」と振られた河合は、嵐・二宮和也の“猫背で踊るモノマネ”を披露し、「第一子、おめでとうございます!」と祝辞を述べた。
最後に戸塚は「色んな層の方に幅広く刺さると思います。配信されているので、いつでもどこでも見られるので、是非チェックしていただきたいです。そして、ワンモアということで、二度あることは三度あるので、このキャラクターでもう一度修学旅行行くとかチャレンジしたいです」と続編制作をリクエスト。
監督は「ネタバレのギリギリですが、最終話の五関さんのセリフで、台本にプラスしてこういうセリフをいれたいという提案が本人からあり、メンバーに内緒で本番にぶつけようと、役柄と同時にメンバーへの思いを込めて、演じてもらいました。そんな面も詰まっています。A.B.C-Zには、もっと俳優としても飛躍してもらえれば思います!」とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。
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