今やすっかり若手人気俳優の登竜門となった特撮ヒーロー枠。その経験者であり、旬な若手人気俳優の5人(結木滉星・稲葉友・奥野壮・磯村勇斗・瀬戸利樹)が集結したTELASAオリジナルのハートフルラブコメ『主夫メゾン』第1話・2話が、2月26日から配信開始(全6話で第1話は無料/第3話以降は毎週金曜1話ずつ配信)。
渋谷の一等地で家賃5万! という、あり得ない好条件マンションに住むために、勢いで“主夫”になったリク(結木)が、妻と一緒に専業主夫家庭限定のマンション「メゾン・ド・オット」に越してきた。そこにはベテラン主夫(稲葉)、動画配信主夫(奥野)、完璧主夫(磯村)、俺俺主夫(瀬戸)ら、個性豊かな面々がいた。
マイナビニュースでは各話で主演を務める5人にインタビュー。まずはリクを演じて第1話から登場の結木滉星に、主夫を演じた感想や、自身の結婚観、特撮ヒーローたちとの共演について聞いた。
■初めての結婚している役
――本作にどんな印象をいだきましたか?
これまで恋人役はありましたが、結婚していて主夫というのは初めてでしたし、すごく楽しみでした。あと、設定も面白いと思いました。男の人が主夫をやることによって、すごくいいマンションに住めるんです。面白いですよね。
――演じるリクは新米主夫ですが、そもそも「メゾン・ド・オット」に住める条件でなかったら、主夫になっていたか分かりませんよね。
勢いとノリで、「主夫になる!」と言ってますからね。そこからいろいろな経験をしていくわけですけど。
――結婚した役自体が初めてとのことですが、結婚指輪をはめた感想は?
新鮮でした。役でも、もちろんプライベートでも未経験ですし(笑)。でも僕もそういう歳になったんだなぁと、しみじみ思いました(笑)。今回、5組の夫婦が出てくるんですけど、いろんな形があって、それぞれに抱えている悩みも違うんですが、それを2人できちんと話し合って解決していく姿がステキだなと思いましたね。
■自分が専業主夫になるのは難しい
――どんな夫婦像に憧れますか?
僕自身が専業主夫になるのは難しいかなと思います。もともと外で働きたいタイプですし。奥さんも外で働きたいタイプだとしたら、今回のドラマにもあるように2人で一緒に協力していけたら一番かなと思います。
――家事はするほうですか?
あんまり率先してはやらないですね。洗濯ものも溜まったらやるみたいな。だからそういうのが好きな人のほうがいいかな。たとえば家事にすごい強いこだわりがある人なら、僕はやらずに任せてしまったほうがいいかなと思います。そのほうがケンカもないだろうし。こだわりのない人なら、僕も一緒にやっていければ。
――リクも最初は全く家事ができませんでしたよね。最初に怒られてましたけど、でもあれは「大目に見てくれよ」と思ってしまいました。
ですよね。リクは大人だなと思います。僕だったら言い返しちゃうかも。「俺だって初めてなんだから、すぐに出来るわけない!」って。でもリクは受け止めるので、精神的に大人だなと思いました。
■「あの人の奥さんは幸せ」と言われる男に
――ほかに相手に求めたいことはありますか?
結婚してからも自分の時間は欲しいので、お互いに好きなことを別の部屋でしていてもOKな関係がいいです。あとやっぱり一緒にいて心地がいい人。気を使わずに自然体でいられる人がいいですね。
――今回、主夫を体験できたのは大きかったですか?
大きいです! 夫の立場が少しわかったのですごく良かったと思います。
――もしも将来子どもができたなら、どんな家庭が理想ですか?
子どもにはのびのび育ってほしいです。好きなことをやって欲しいし、やりたいことを見つけて欲しい。僕自身は子どものころはサッカーに夢中でした。僕の両親も応援してくれましたし、僕も自分の子どもの好きなことは全力で応援したいです。
――男としては、こんな男になっていきたいという理想像はありますか?
後輩に慕われる大人になりたいですね。仕事ではもちろん、プライベートな面も含めて、後輩や年下に憧れられるような人。夫としても、「あの人の奥さんは幸せだろうな」なんて思われる男になれたらステキですよね。
■特撮出身者はいい人ぞろい
――今回、特撮ヒーロー出身俳優が集合しました。仲間意識はあるものですか?
あります。これまでに共演してなくても、親近感はありますね。負けたくないなという思いもありますし。だから今回はすごく楽しみでした。
――実際に共演してみていかがでしたか?
みんないい人です。特撮出身の人たちって、いい人な気がします。なんだろう、1年間頑張って、それも子どもを相手にしていることもあってか、総じていい人だと思います。
――5組の夫婦の物語ですが、結木さんだけはほかの4人の主夫とも共演しています。
ほかのみんなと絡むのは、ほぼサウナのシーンなんですけど、サウナのシーンはまとめて1日で撮影したんです。僕は朝から晩までいて、みなさんが入れ替わりでサウナに来て、撮影しました。だから僕はサウナの主みたいでしたね(笑)。大変でしたが、すごく楽しかったです。
■理想は中でもスポーツ出来る家
――「メゾン・ド・オット」にはマンション備え付けの共同サウナがあるんですよね。結木さんが理想のマンションか一軒家に住めるなら、どんな設備が欲しいですか?
マンションか一軒家かにこだわりはないのですが、天井は高いほうがいいです。あと防音がしっかりしているところ。もし子どもがスポーツをやってたら、家のなかでもやりたくなるだろうし。
――それも考えての防音? 家のなかでボールを蹴ったりということですか?
僕が家の中でボールを蹴って「うるさいからやめなさい」と怒られていたので、それも出来ちゃうような家がいいかなと(笑)。僕も一緒にやりたいですし。家のなかでも一緒に遊びたいです。
――最後にメッセージと、ファンの方にひと言お願いします。
今、当たり前だったことが当たり前ではなくなりました。今回のドラマには、当たり前だったことへの感謝とか、ありがたみに気づかせてくれるような描写があるので、そういうところも感じ取ってもらえたらと思います。それから配信だからこそ、通勤時間とか、忙しい人でもちょっとした時間でも見られます。幸せになれる話が詰まっているので、楽しんでもらえたら。僕としては、これまでは結構濃いキャラクターを演じることが多かったのですが、今回はナチュラルで自然体な役です。素に近い部分も出ていると思うので、そこは新たな部分として楽しんでもらえるかなと思います。
■プロフィール
結木滉星
1994年12月10日生まれ、大分県出身。2012年より俳優として活動を開始し、17年の舞台『ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“進化の夏”』で注目を集め、翌年、スーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のパトレン1号/朝加圭一郎役でドラマ初主演。その後も主演映画『下忍 青い影』をはじめ2020年は日曜劇場『危険なビーナス』に出演。19年からはメンズファッション誌『smart』の専属モデルとしても活躍中。
へアメイク:相澤千明 スタイリスト:深野明美 衣裳協力:Apron Story IN‘CREWSIVE