NEXERは2月16日、「家に関するアンケート」調査の結果を発表した。調査は2月4日~12日、全国の男女1,800名を対象に、同社運営の日本トレンドリサーチによるインターネット調査にて行われた。

  • 現在住んでいる「家」の居住形態

    現在住んでいる「家」の居住形態

はじめに、現在住んでいる「家」の居住形態について聞いたところ、「持ち家(戸建て)」(54.3%)が最も多く、次いで「賃貸(集合住宅)」(24.2%)、「持ち家(集合住宅)」(16.9%)、「賃貸(戸建て)」(3.3%)となった。

「持ち家」に住んでいる人は、合わせて71.2%。「持ち家を購入して良かった」と思うことを聞くと、自分の所有不動産であることから、自由にリフォーム・建て替えができるし、高齢になっても追い出される心配もなく、将来の住む場所に不安がないとのこと。また、契約期間や家賃を気にしなくて良い点などがあがった。

これに対し、「持ち家を購入しなければ良かった」と思う点としては、近所付き合いでトラブルがあると厄介だし、好きな場所に気軽に引っ越すこともできないとのこと。また、家のローンや税金・修繕費など、金銭面に関する意見も多かった。

  • 家についての現在の気持ち(持ち家)

    家についての現在の気持ち(持ち家)

続いて、持ち家の中でも「戸建て住宅」に住んでいる人に対し、「家」についての現在の気持ちをうかがったところ、実に94.7%が「戸建てを購入して良かった」と回答。

理由としては、騒音トラブルに悩む必要がない点をあげた人が多かったほか、庭や駐車スペースがあることで、車やバイクを自由に置けるし、洗車にも困らないとのこと。また、「コロナ禍でのおうちライフが苦痛にならない」といった声も寄せられた。これに対し、「戸建てにしなければ良かった(集合住宅に住めば良かった)」という人からは、庭木の手入れや町内会の当番が面倒といった声が。

また、集合住宅のほうがセキュリティ等の設備が充実していることや、ローンなどでお金がかかり自由に遊べなかったという声も寄せられた。

一方、持ち家の中でも「集合住宅」に住んでいる人は、85.9%が「買って良かった」と回答。

理由を尋ねると、修繕費を積み立てていることから、災害などで被害にあっても管理組合が対応してくれるので安心といった声や、セキュリティ面の良さや利便性をあげる人が多かった。

対して、「集合住宅にしなければ良かった」と思っている人からは、騒音問題、庭がないこと、不十分なネット環境、ペット問題のほか、管理組合による決まりごとが多いことへの不満の声も寄せられた。

  • 家についての現在の気持ち(賃貸)

    家についての現在の気持ち(賃貸)

次に、賃貸に住んでいる人に対して調査を実施した。その結果、78.0%の人が「賃貸住宅で良かった」と思っていることが明らかに。理由を尋ねると、トラブルがあれば引っ越せばいいし、ライフスタイルに応じて住み替えできる点が良いとのこと。

反対に「購入すれば良かった、賃貸であることを後悔した」という人から多くあがったのは、一生涯お金を払い続けなければならない上に、自分のものにもならず、長い目で見れば買った方が良かったという後悔の声。また、自分の好みにリフォームできないことを挙げた人もいた。