――ところで「26時のマスカレイド」グループ全体としての方向性も、たとえば大人っぽく行こうなど、何か決まっているのですか?

ずっとメンバーみんなで「いつか日本武道館でライブができるようなグループになりたい」と話しています。私たちはワンマンライブをする際、着実に動員を重ねて段階を踏み、ソールドアウトしたら次の会場に進めるみたいな感じなんです。だから、そこまでの会場を全部ソールドアウトにして、ライブを成功させていかないといけない。そのプロセスを踏んでいつか日本武道館までたどり着けたらと思います。

――グループの個性は何でしょうか?

一応FASHION & EMOTIONというコンセプトがあるんですけど、アイドルだったらみんなかわいい衣装を着ていますし、EMOTIONと言っても、明るい曲はかわいく、バラードは気持ちを込めて、みんなやっている(笑)。つまりそれ以上の例えば、“闇かわいい”とか“猫耳”とか、そういうのがないんです。

――でも人気ですよね。

自由っちゃ自由ですね。これっていうのがないから曲も衣装も幅広く挑戦できる。これからも自由でありたいなとは思います。

――方向性を定めようみたいな話にはならないですか?

最初はありましたが、長くやっていくといろいろなことに挑戦しないと飽きられてしまう。ライブもいつも同じ感じになっちゃいますよね。だから今では、反対にコンセプトがガッツリなくてよかったねって、みんなで話しています。

――さてデビュー直後と比べ、いいアイドルの条件と言いますか、プロ意識や気持ちの変化はありますか?

メンバーが仲良くないと、できない活動かなと思います。楽屋が楽しい、メンバーと話している時間が楽しいというのがなかったら嫌になっちゃうかも知れない。メンバーが仲良くて、本当に良かったと思います。

――ニジマスとしては今年で5年目に突入しましたが、昨年はどういう一年でしたか?

経験したことがない仕事がたくさんあったし、4年経っても毎年のように変化の一年だと思いました。去年も番組だったり、お芝居も始めたり、チャンスをいただけて恵まれているなって思いました。

――そのご縁で、写真集の帯もアンタッチャブルのザキヤマさんですね。「勘弁してよ」と。

それを言っている顔が浮かびますよね(笑)。でも本当にびっくりです。しかもサラッと聞かされて、驚いちゃいました!