JR西日本は14日、山陽本線姫路~英賀保間の新駅設置について、近畿運輸局長に対し、鉄道事業法にもとづく事業基本計画の変更認可申請を行ったと発表した。新駅の開業は2026年春を予定している。

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姫路駅と英賀保駅の駅間距離は約4.6kmと姫路市内で最も長く、市内における駅間距離の平均2.1kmと比べて2倍以上になっているという。姫路駅・英賀保駅の中間付近には、文化・スポーツ施設が集積する手柄山中央公園が立地し、市内・市外から多数の来場者があることから、公共交通でのアクセス性向上が課題となっていた。

2016年12月、JR西日本と姫路市において、新駅の具体的な検討を進めていくことで覚書を締結。「手柄山中央公園整備基本計画(2016年12月策定)」では、姫路・英賀保間新駅を公園北西部の新たなエントランスと位置づけ、計画と整合を図りながら新駅整備を推進するとしていた。

新駅の所在地は兵庫県姫路市西延末。姫路駅から1.8km、英賀保から2.8kmの距離に設置される。駅設備として、橋上駅舎や相対式ホーム2面(12両対応)、旅客上家(6両対応)、エレベーター2基を建設する予定となっている。