夫と離婚したいと思ったことがある人は?

Q.ご主人と離婚したいと思ったことはありますか?

「ある」(44.8%)
「ない」(44.5%)
「離婚している」(10.7%)

Q.ご主人と離婚したいと思った理由について教えてください(自由回答)

・「モラハラ発言が多い。子どもの躾を任せっきりにされる」(51歳/その他/その他・専業主婦等)
・「育児に口は出すが、手は出さないところ。自分の両親とべったりなところ」(42歳/その他/その他・専業主婦等)
・「子どもの面倒も見ず、ひとり釣りとか自分の趣味に没頭している」(56歳/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「子育てを一緒に協力して進めようとするのではなく、自分だけは子どもから好かれようとして、その場限りの対応しかできない姿に情けなさを感じてしまった」(58歳/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「子どもに関して気にならず、遊んでばかりで、お金も貯金しようと思わない人です」(59歳/その他/その他・専業主婦等)
・「自己本位で家族、子どもに対しても興味がない。継続することが苦手で、頻繁に会社を辞めてきてしまう」(61歳/その他/その他・専業主婦等)
・「自分が家で王様だと思っているのか、何もしないのに文句だけは言うところ」(31歳/その他/その他・専業主婦等)
・「価値観が合わないことや、義母との意見の相違があるとき、こちらの味方をしてくれないこと」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「価値観が全然合わないので。昔は気にならなかったのですが、今はいろいろ価値観が違うのがわかったので、離婚したいです」(47歳/食品/営業関連)
・「温かみがないから。この先ずっと一緒にはいられないと思う」(53歳/その他/その他・専業主婦等)
・「お酒を飲んで人格が変わった時のこと。玄関外でゲロまみれで寝てたりして」(48歳/教育/その他・専業主婦等)
・「パチンコに大枚をつぎ込んだ時。いくら負けても懲りずに行くと、離婚したくなる」(50歳/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「結婚当初は私の意見を尊重してくれていたのに、だんだん意見が通らなくなり、今は無視状態なので。改善できればいいのでしょうが」(64歳/その他/その他・専業主婦等)
・「人の話を聞かない。聞いていても理解しない。言われたことも出来ない。働いて、自分が収入源だから上位者だと思っている」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「全てにおいて、価値観の違いです。子ども・親戚・近所・金銭面・思いやり。23年も経って、自分に大きな被害さえなければ諦めの境地で何も感じず、生活するようにもなってきました」(50歳/その他/その他・専業主婦等)
・「夫婦は他人だから共同生活するには何でも話さないとわからないのに、話さないで済まそうとされて喧嘩になる」(55歳/その他/その他・専業主婦等)
・「毎日終わらない家事や、意地悪な親戚から解放されて自由になってみたかったが、専業主婦だし子どもも一人では育てられないと思い勇気がなかった」(49歳/その他/その他・専業主婦等)
・「理解してくれないときや、必要とされてないと感じたときは離婚したくなる」(42歳/その他/その他・専業主婦等)
・「主人の年収が少ない。離婚をした方がお金が儲かるかもしれないと一瞬考えた」(32歳/農林・水産/営業関連)
・「マイペースで思ったように行動するところが、私と正反対です。結婚前はそういうところが惹かれていた一因だったのですが、結婚後は相談もなく自分で勝手に決めるのでイライラしがちです。ただ、熱しやすいタイプですが、数日経って『この前のことだけど〜』と言ったら素直に反省してくれる面もあり、離婚せずに済んでいます」(56歳/その他/その他・専業主婦等)

■総評

調査の結果、子育て経験のあるマイナビニュース女性会員のうち、子育てにおいて夫と価値観が合わないと思った経験のある人は約7割、68.0%となった。最も価値観が合わないと感じるのは、2位以下を大きく引き離して半数近くの人が挙げた「しつけや子どもとの接し方について」(49.2%)。以下、2位「子どもの教育や進学について」(15.7%)、3位「金銭面」(12.0%)、4位「日々の生活リズムについて」(11.0%)と続く。

具体的な内容について聞くと、「しつけや子どもとの接し方について」に関しては、多くの人は夫がしつけに関して「無関心」「放任」、あるいは「甘い」ことに不満を持っているようだ。自分が日頃、心を砕いて子どもと接しているのに、それらに対してサポートがなかったり、勝手に甘やかしてしまったりといった夫の振る舞いが、具体的なエピソードとして語られている。

「子どもの教育や進学について」に関しては、「しつけ」と同様に関心が薄かったり、進学先や学歴への考え方が大きく違っていたりすることで齟齬が生じていることが分かる。「金銭面」では、そもそも生活費自体が厳しく、子どもの将来に備えられないと言うコメントが印象に残った。先にも触れたが、ここでも子どもに甘く、要求されるままにモノを与えてしまう、という指摘もあった。

さて、それでは夫と離婚したいと思ったことがある人は、いったいどのくらいいるだろう。子育てにおいて価値観が合わないと思った経験のある・なしに関わらず、全体で離婚したいと思ったことが「ある」人は44.8%、「ない」人は44.5%とほぼ拮抗した結果となった。すでに「離婚している」人も1割以上の10.7%いた。5割以上が離婚したいと考えたことがある、あるいは離婚しているとすると、これはかなりの高率といえるかもしれない。

離婚したいと思った理由は、ここでもやはり金銭面や子どもへの接し方などをめぐっての「価値観の違い」や「考え方や生活の不一致」を挙げる人が目立つ。また「DV」や「モラハラ」、「嘘をつく」「生活費を入れない」「姑の味方をする」などより具体的な理由で、結婚生活を維持することが困難とする声もあった。

今回のアンケートは「子育て」をテーマに、夫との関係性を聞くものだったが、想像以上に「夫と離婚したいと思ったことがある人」が多いという印象だ。「子育て」は夫婦で助け合って行うもの、という大前提に立てば、ここでの価値観の違いは、夫婦のあり方そのものにも影響することだろう。たかが子育ての方針の行き違いなどと看過せずに、夫婦で一度じっくりと向き合うべきなのかもしれない。

調査時期: 2020年11月26日~2020年11月27日
調査対象: マイナビニュース女性会員
調査数: 281人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません