俳優の山崎賢人と女優の土屋太鳳がW主演を務めるNetflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』が24日、早くもシーズン2の制作が決定し、山崎と土屋の続投も発表された。
4度目の共演となる山崎と土屋がW主演を務めた本作は、麻生羽呂氏による同名コミックを実写化した作品。人生に夢や生き甲斐を見出せず曖昧に生きてきたアリス(山崎)と、どんな苦境でも「生きる意味」を探し続けるウサギ(土屋)が、突然放り込まれた謎の世界“今際の国”で共に信頼を築き、「生き延びる」ために理不尽な現実に挑む姿を描く。
10日に全世界独占配信された本作は、日本国内の作品を選んで視聴した回数に基づく「総合TOP10」で1位を獲得。また韓国、台湾、香港、タイなどアジア諸国に加え、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパ諸国、サウジアラビア、モロッコ、ジャマイカなどの世界約40カ国・地域で総合TOP10入りを果たし、これまでに“もっとも世界に見られた日本発の実写オリジナル作品”となった。
海外レビューサイトのRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)ではオーディエンススコア96%(2020年12月22日時点)を叩き出し、最も人気のあるTVシリーズ1位(2020年12月16日時点)に。米メディアのReadySteadyCutでは「洗練されエネルギーに満ち溢れていてイッキ見向きの作品」、シンガポールのYahoo Lifestyleでは「一体どのようにして空っぽの渋谷を撮影したのか。通りは封鎖されたのか、それとも早朝深夜に撮影されたのか、はたまたCGなのか。いずれにしてもこれは偉業である」などのレビューが寄せられ、没入感や破格のスケールで高評価を受けている。
国内でも「本当に全くもって容赦なく僕らの心をえぐってくる」(映画監督・山崎貴氏)、「重い名言、秀逸な絶望、一流のアクション、納得する理。何度も心臓を素手で鷲掴みされた」(霜降り明星・粗品)、「呼吸をする事を忘れるくらいの緊迫感と衝撃の連続」(歌舞伎俳優・尾上松也)など、著名人が続々とコメントしている注目作品だ。
シーズン2の制作について山崎は「この時代に『生きる』ことをテーマにした作品に出会えたこと、演じることができたことを改めて嬉しく思います」と作品のテーマにふれ、「シーズン1を超える、面白いものが作れるように。より多くの人に作品を届けられるように。最後までアリスを全うしたい」と宣言。
土屋は「シーズン2という言葉は憧れでした。なぜならシーズン1を楽しんでいただけた証だからです。本当に嬉しく光栄です」と喜びをあらわにし、「地球の一員として気を引き締め、アリスたちと共にウサギとして全力で、『愛情と希望』を表現したい」と語った。
『アイアムアヒーロー』、『GANTZ』、『キングダム』など数々の“実写化不可能”作品で大ヒットを世に送り出してきた佐藤信介監督も続投が決定。「想像を遥かに上回る世界を描きたい」と意気込み、「誰も見たことのない、謎に包まれた世界と、予期せぬ展開を、妥協なき映像で描きます」と気合十分だ。
原作者の麻生羽呂氏は「あそこで終わられたら、どうしたって続きが観たいですよね!(笑) これ以上ないクリスマスプレゼントです」と視聴者に寄り添い、「完成が待ち遠しすぎます」と期待の声を寄せた。
プロデューサーの森井輝氏は「正直、世界中から寄せられる反響の多さに驚きを隠せません」と驚きつつも、「生き残ったプレイヤー達の更なる熾烈な戦い、絵札とは? この国とは? シーズン1をさらに超えるスケールある物語を、是非楽しみに」とコメントしている。