au じぶん銀行はこのほど、「住宅事情」に関する調査結果を発表した。同調査は10月30日~11月4日、ビジネスパーソン男女計500名を対象に、インターネットで実施した。

  • リモートワークを経験した今、もし転居するとしたらどういったポイントを意識しますか

現在の住宅を決めた際に意識したポイントを尋ねたところ、62.2%が「駅からの距離の近さ」、50.4%が「‏広さ・間取り」と回答した。一方、リモートワークを経験した今、もし転居するとしたらどういったポイントを意識するかを聞くと 1 位は「広さ・間取り」(52.0%)、2位は「駅からの距離の近さ」(49.6%)と順位が入れかわった。他にも、「セキュリティが強い」「水回りの設備の充実」「防音性が高い」「衛生的」といった声が増えている。

「リモートワーク」と「出社しての仕事」を比較して、変化したことや困ったことについて尋ねると、「就業時間ギリギリまで寝ていられる」(43.6%)が最も多く、「運動不足になった」(35.0%)、「集中力が減った」(26.4%)が続いた。

  • 「リモートワーク」と「出社しての仕事」を比べて、変化したことや困ったことなどを教えてください

「コロナ前の希望の間取り」と「コロナ後の希望の間取り」について調べたところ、コロナ前に比べコロナ後は、コンパクトな「1K」を希望する人が減少している。特に 20 代は、「1K」希望はコロナ前には 29.2%だったが、コロナ後は 17.3%まで減少。総合的に見ても、「1DK」を希望する人や「4LDK」を希望する人が増えている。

  • コロナ後の希望の間取り

リモートワークを経て部屋数を増やすとしたら、どんな用途の部屋が欲しいか質問したところ、「仕事部屋」(48.6%)が最も多かった。その理由としては「自宅での作業は集中できない」という声が挙げられた。そのほか、「趣味部屋」(16.6%)、「クローゼット」(13.6%)という回答も目立つ。

  • リモートワークを経て部屋数を増やすとしたら、どんな用途の部屋が欲しいですか

「現在マンションに住んでいて、戸建てに転居したいと思っている人」は、「コロナ禍前から思っていた」は26.8%、「コロナ禍を経て思うようになった」は 6.5%で、合わせると現在、約 3 人に 1 人がマンションから戸建てに転居したいと考えていることが分かった。

一方、「現在戸建てに住んでいる人でマンションに転居したいと思っている人」は、「コロナ禍前から思っていた」は18.7%、「コロナ禍を経て思うようになった」は 7.3%と、現在は約4人に 1 人が戸建てからマンションへ転居したいと考えていることが明らかとなった。

コロナ禍を経て見直したいと思うようになった固定費について聞くと、「携帯料金」(30.6%)が最も多く、「家賃」(29.4%)、「水道光熱費(基本料金)」(24.8%)が続いた。

  • コロナ禍を経て見直したいと思うようになった固定費

住宅ローンを契約する際に重視するポイントを尋ねたところ、58.8%が「金利が低い」と回答した。2位は「事務手数料等の諸費用が安い」(25.6%)で、安さを求める人が多いことがわかった。