横浜・山下ふ頭の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で18日、オープニングを記念したセレモニーが行われ、『機動戦士ガンダム』総監督の富野由悠季氏らが参加した。
17時から開始されたセレモニーでは、みなとみらい21地区の景観を横に、"動く18mの実物大ガンダム"の演出がライトアップとともに披露された。
セレモニーに登壇したバンダイナムコエンターテインメント代表取締役社長/一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGE代表理事の宮河恭夫氏は、「この実物大ガンダムの一歩が、次の技術と明るい未来の一歩になれば」と語った。
「本気で作ってくれる人がいると思っていなかったので驚いた」と、横浜の地に降り立った「RX-78-2 ガンダム Ver.G30th」を見上げた富野氏は、最新技術で実物大のガンダムが再現されたことで、「人の形が素晴らしいということを教えてくれた」と感想を述べた。そして、実際にガンダムの動く力強い姿に「優しさ」を感じたと語り、「この大きさで、おもちゃカラーで動いたら優しかった。これは作ってもらわなければわからなかったこと」とプロジェクトチームを労った。最後に富野氏はファンに向け、「見ていってください。ガンダムは優しかったんです」と呼びかけた。
会場では、LUNA SEAがガンダム40周年プロジェクトテーマ曲「THE BEYOND」を披露。さらに、RYUICHIとSUGIZOに富野氏を交えた3人によるガンダムトークが展開された。かながわ観光親善大使を務めるRYUICHIは、動く実物大ガンダムが横浜に降臨したことへの喜びを語った。『機動戦士ガンダム』でガンダムを有する地球連邦軍と敵対するジオン公国派であるというSUGIZOは、「ジオン公国民ですが、10歳ころに見たガンダムが実物大で動く姿には、問答無用で感動します」とコメント。
一方、富野氏は思い出に浸るSUGIZOに「視聴者側だったんだよね。それが想像がつかない」と驚くと、SUGIZOが「無敵超人ザンボット3から見てますよ」と"富野ファン"ぶりを披露するほほえましいやりとりが展開された。ジオン派だけに、SUGIZOは「50周年では、ぜひ"動くザク"を作ってほしい」とリクエストしていた。
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」は、18m実物大ガンダムが動く演出を楽しむことができる施設。"動くガンダム"を格納し、メンテナンスワークを行うデッキ「GUNDAM-DOCK」と、"動くガンダム"の仕組みを楽しみながら学べる展示施設等が入った「GUNDAMLAB」の2つのエリアで構成されている。
「GUNDAM-DOCK」には、15~18mの高さから"動くガンダム"の頭部やボディを間近で見ることができる、大迫力の特別観覧デッキ「GUNDAM-DOCK TOWER」も設置されている。実物大ガンダムは、24か所(ハンド除く)が可動。終日10:30~20:30まで、毎時と毎時30分に異なる演出を行う予定となっている。
開催概要
会期:2020年12月19日(土)~2022年3月31日(木)
・時間:10:00~21:00(20時最終入場)
・入場:2020年10月2日(金)からチケット販売
・入場料金(税込):大人1,650円(13歳以上)、小人(7歳以上12歳以下)1,100 円
※6歳以下は大人1名につき3名まで無料 ※再入場不可
・GUNDAM-DOCK TOWER 観覧料(税込): 3,300 円 ※6 歳以下は大人1名につき3名まで無料 ※再入場不可
※GUNDAM-DOCK TOWER 観覧チケット単体ではご利用いただけません。入場チケットとご一緒にお買い求めください。
(C)創通・サンライズ