JR西日本は16日、安全・安心に鉄道で通勤してもらう「新しい通勤スタイル」として、「時差通勤のススメ」と「着席通勤のススメ」を提案し、時差通勤で「ICOCAポイント」が貯まるサービスを開始し、混雑回避・着席ニーズに応える通勤時間帯の各種サービスも充実させると発表した。

  • JR神戸線の通勤特急「らくラクはりま」

「時差通勤のススメ」では、平日朝のピーク時間後の利用で「ICOCAポイント」が貯まるサービスを2021年4月1日から2022年3月31日まで実施。平日朝、対象発駅エリア内の駅にて通勤用の「ICOCA定期券」で入場後、ピーク後の時間帯に対象着駅で出場した場合、利用1回ごとに「ICOCAポイント」が20ポイント貯まる。対象発駅エリアはおもに京阪神エリア、対象着駅エリアは大阪都心部の33駅で、サービス対象は通勤用の「ICOCA定期券」に限られる。

ホームページ・ツイッターや駅にて、おもな線区・区間の列車の時間帯別の混雑状況、おもな駅の利用状況を知らせるサービスも実施。9月24日にリリースしたMaaSアプリ「WESTER(ウェスター)」でも、駅混雑度傾向情報を確認することができる。

「着席通勤のススメ」では、利用者の混雑回避・着席ニーズに応えるため、指定席車両の拡大などを展開してきた通勤特急について、今後も指定席車両のさらなる拡大や停車駅の追加などサービスを充実させる予定とのこと。

京阪神エリアのおもな特急列車の指定席をシートマップ(座席表)で確認しながらスマートフォンなどで予約し、事前にきっぷを受け取ることなく、「非接触・チケットレス」で利用できるチケットレスサービス「J-WESTチケットレス」や、1日2往復運転されている有料座席サービス、新快速「Aシート」の利用も勧めている。