イー・ガーディアンは12月3日、「SNS 流行語大賞2020」を発表した。同ランキングは、1月1日~11月11日の間にTwitter上で頻繁に使用されたフレーズを調査したもの。

  • 「SNS 流行語大賞2020」発表

    「SNS 流行語大賞2020」発表

今年最も多く投稿された(バズった)ワードは、断トツで「StayHome/おうち時間」だった。新型コロナウイルスに見舞われた今年を象徴するワードとして、日本国内だけでも2,400万件超の圧倒的な話題量を記録。個人だけではなく、企業もキャンペーン等で積極的に利用しており、「StayHome」における「おうち時間」の楽しみ方や暮らしの工夫など、ポジティブな発信が多くみられた。

続く2位にランクインしたのは「アベノマスク」。当初、皮肉的な意味合いで使われていたものの、語感の良さからキャッチーな呼称として定着。3位には「アマビエ」がランクインとなり、コロナ禍における「疫病退散」のマスコット的存在として、Twitter をきっかけに人気が急上昇し、今では厚生労働省の啓発マスコットに採用されるなど、世間的に広く認知されることとなった。

上位3位まではコロナ関連のワードが並んだが、4位以降はSNSならではのユニークな言葉・事象がランクイン。以下、4位「〇〇しか勝たん」、5位「100日後に死ぬワニ」、6位「ちゃちゃまる」、7位「エアコミケ」、8位「ポテトサラダ」、9位「ポケモンと生活」、10位「うちで踊ろう」となった。

また、同ランキングでは、さらに「モノ」「ゲーム」「アニメ・漫画」「食べ物」などにカテゴリ分けした部門ごとのランキングも併せて発表している。

その結果、『モノ部門』では、「マスク」が約1億件の話題量を記録し断トツの1位に。次いで「イソジン」、「次亜塩素酸」、「鬼滅の刃 DX日輪刀」、「セメダイン」と続いた。

『ゲーム部門』では、世界的な大ブームを巻き起こした「あつまれ どうぶつの森(Nintendo Switch)」(2位)を抑えて、アプリゲーム「ツイステッドワンダーランド」がトップに。3位にはオンラインゲーム「原神」、4位にNintendo Switch「リングフィット」アドベンチャー、5位にはPlayStation4「FINAL FANTASY VII REMAKE」がランクインした。

  • 「SNS 流行語大賞2020」【アニメ・漫画部門】

    「SNS 流行語大賞2020」【アニメ・漫画部門】

『アニメ・漫画部門』では、やはり「鬼滅の刃 無限列車編」が1位に。今回、調査キーワードを「無限列車」に限定したが、「鬼滅の刃」のみで集計した場合にはこれをはるかに超えるボリュームになると推測される。以下、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」、「映像研には手を出すな」、「劇場版 ヴァイオレット・エヴァ―・ガーデン」、「呪術廻戦」と続いた。

『食べ物部門』では、手作りすることの大変さが話題となった「ポテトサラダ」が圧倒的多数でトップに。続く2位は「フルーツサンド」、3位には「蘇」がランクイン。「蘇」は、給食に使われる予定だった牛乳の大量消費案として、SNS上でブームとなった奈良・平安時代の乳製品。以下、4位「ダルゴナコーヒー」、5位「コーンフレーク」となった。