親の離婚や再婚で苗字が変わる子どもたち。学校でなんて言われるのか、友達にどう思われるのか、親としては心配なところ。しかし、令和を生きる子どもたちに、そんな心配は無用なのかもしれません。
実は今、友達の苗字が変わったことを親に伝えたときの少年の語彙力が“素晴らしい”と、ツイッター上で話題になっています。
それが、きなこさん(@3h4m1)が投稿したこちらのツイートです。
息子が友達と遊んで来るというので「誰と遊ぶの」と聞いたら数名のよく名前を聞くお友達の中に、初めて耳にする名前の子が1人いたので、その子誰?新しいお友達?そう聞いたら
「元○○君、最近アプデして苗字が変わった」
という事らしい。良いなそれ、家族再編がアップデート。
(@3h4m1より引用)
この投稿を見た人からは、「なるほど」「素敵な言い回し」「前向きな感じが良いですね」「息子くん、すげぇ」と、多くの賞賛の声が。中には、「今年の流行語大賞に」推薦してくれる人や、「その発想に座布団5000枚!! 」をくれる人もいました。
ちょっとした事がいじめのきっかけになる時代に、苗字が変わったことをプラスに変換する発想力と語彙力、本当に素晴らしいお子さんですよね。
また、何度かアップデートを経験した人からは、「私は親の離婚再婚で2回、自分の結婚で1回で4つ名字が変わったから、めっちゃアップデートやん。最強! (笑)」といった前向きなコメントや、「実際に子どもの苗字を10年間で3回も変えてしまい(元夫姓→私の旧姓→現夫の姓)、罪悪感がありました。ありがとう」と感謝の言葉も寄せられていました。
きなこさんにお話を聞いてみると、「リプ欄でも引用でもみなさん『離婚』による苗字の変更かと思われているようなのですが、この件についてはそれが離婚によるものなのか再婚によるものなのか、それ以外のご事情なのかを私も知りません。息子もその件については何も気にしていないようです。相手が話さない限り他所のお宅の事情に立ち入らないという事を教えた覚えはありますが、それを実践しているのか本気で気にしていないのかまでは謎です。多分何にも気にしていないような気がします」とのこと。
息子さんの真意は分かりませんが、相手が自分から話さないプライベートなことについては深く立ち入らないというスタンスも、私たち大人が見習いたいところです。
また、ツイートが話題になっていることについては、「丁度、選択制夫婦別姓のニュースが話題になっているのだと後になって知りましたが、それに類するツイートだった事が奇しくもこの伸びにつながっているのだろうと、個人的には思っています。政治的な事はあまり明言しないタイプのアカウントなのでこの件について特にコメントはしませんが、リプと引用で多分何かしらの事情で何度か苗字の変更を経験したのであろう方々から『ポジティブな印象を受ける。良いと思う』というような意見を多くいただいた事が印象的でした」と話していました。
ちなみに、この「苗字変更」を別の言い回しで表現していた人も割と多く、「変身」「進化」「リボーン」「出世魚」といったワードも登場。自分や周りの人の苗字が変わるようなことがあった時には、ぜひ参考にしてみてください。
息子が友達と遊んで来るというので「誰と遊ぶの」と聞いたら数名のよく名前を聞くお友達の中に、初めて耳にする名前の子が1人いたので、その子誰?新しいお友達?そう聞いたら
— きなこ (@3h4m1) November 18, 2020
「元○○君、最近アプデして苗字が変わった」
という事らしい。良いなそれ、家族再編がアップデート。