松下洸平、及川光博との“人事部トリオ”は、男3人でワチャワチャ楽しんでいる様子が伝わってくるシーンになっているが、「カメラが5台くらいあって、頭からお尻まで一発で撮るという感じなので、あそこだけ謎の舞台みたいな緊張感が漂ってるんです」と、シチュエーション・コメディのような感覚で臨む。
その撮影は「楽しいですね。本編と関係ないところのセリフが多いので、テンポを意識しながら『どうにか一発でやってやろう』という3人の意志があります」というが、アドリブは一切ないそうだ。水橋文美江氏の脚本が光る場面となっている。
■オンラインゲームのプレイ時間が加速
ドラマでは、オンラインゲームで出会った顔も知らない相手に恋をする姿が描かれるが、“モンハンを愛しすぎる男”と呼ばれるゲーマーの間宮だけに「想像できますね」と理解。
「オンラインでボイスチャットをやってて『声がかわいい』とか思ったら、絶対意識しますよね。むしろ、しないほうが難しい。ドラマの中にも出てきますが、実生活と関係ない相手だからこそ、ある種自分の枷(かせ)を外してコミュニケーションが取れるということもあるじゃないですか。だから、その恋愛はあるなと思いますね」
コロナの影響で、オンラインゲームのプレイ時間が「加速しました」という間宮。「自粛期間に毎日何時間もやっていたのがまだ抜けきらなくて(笑)、ほかのことに手がつかなくなっちゃってるんですよ。ゲームに時間を使いすぎだというのは分かってるんですけど、止められなくて(笑)」と中毒性も帯びているようで、「撮影の時間が巻いたりすると、うれしいんです(笑)」と本音を吐露していた。
●間宮祥太朗
1993年生まれ、神奈川県出身。08年、ドラマ『スクラップ・ティーチャー~教師再生』で俳優デビュー。その後、『水球ヤンキース』『ニーチェ先生』『僕たちがやりました』『BG~身辺警護人~』『半分、青い。』『麒麟がくる』などのドラマ、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』『帝一の國』『お前はまだグンマを知らない』『殺さない彼と死なない彼女』などの映画に出演する。野球経験があり、プロ野球始球式の球速で芸能人記録(139km)を持つ。