お笑い芸人のバカリズムが、11日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、正論で相手を追い詰めるロジカルハラスメント(ロジハラ)の矛盾を指摘した。

バカリズム

この日、トークテーマとして「ロジハラ」が取り上げられ、司会の東野幸治は、その例として「軽く愚痴を言っただけなのに『でも、それ君にも非があるよ』と共感ではなく正論で返されること」「上司からのロジハラは『なんでミスしたの? なんでできなかったのか説明して』とミスの理由を分かっているのにわざわざ相手に言わせる」と説明。「論理的に正しい指摘であっても相手を思いやる心がない人」「真っ向から正論をぶつけて困らせたり優位に立とうとする人」と補足した。

これについてバカリズムは、「ハラスメントをこれに使うのはちょっと違うような気もしますけどね。セクハラとかパワハラと同じ棚に並べるのはちょっと違うかな」と意見。さらに、「ロジハラという意見自体が、僕はロジハラだと言えると思う。『あなたの言っていることは正論ですけど、相手を追い詰めてますよ』という論理で僕は追い詰められてますから。結局、ロジハラ自体が自分に返ってくる」と主張した。

納得していた様子の神田愛花、久代萌美アナウンサーが「今のもロジハラですよね?」と確認すると、バカリズムは「そうそう」と相槌。そして、「今、『ロジハラですよね?』と言われたこと。そのこと自体がロジハラですよね?」と返して笑いを誘っていた。