oricon MEは10月1日、「Web会議ツール」「ビジネスチャットツール」の満足度調査を実施し結果を発表した。調査は6月22日~7月3日、週1日以上ビジネスシーンで同ツールを利用する18~69歳の働く男女を対象にインターネットで行われ、1万519名の有効サンプルを得た。
同調査対象となる「Web会議ツール」とは、「Web通話・会議利用を主な目的としている」「ゲストユーザーの招待機能を備えている」という条件を満たすもの。「ツールの使いやすさ」「音声・ビデオ機能の充実さ」「会議への参加・招待のしやすさ」「管理機能の充実さ」「カスタマイズ設定のわかりやすさ」の5項目から評価している。
「Web会議ツール」の満足度調査の結果、「Zoom Meetings」が総合1位の座に輝いた。「使い勝手がよく、比較的年齢の高い人にも参加して頂け」「操作がシンプルですぐに導入できた」「画像や音声も安定しておりストレスなく使用している」「録画機能とチャット機能によって、あとで会議内容を確認することができた」といった声が寄せられ、「ツールの使いやすさ」「音声・ビデオ機能の充実さ」「カスタマイズ設定のわかりやすさ」で1位を獲得した。
2位にランクインしたのは「Google Meet」。こちらは「会議への参加・招待のしやすさ」と「管理機能の充実さ」で1位を獲得。以下、3位「Microsoft Teams」、4位「Cisco Webex Meetings」、5位「Skype」となった。
同調査対象となる「ビジネスチャットツール」とは、個人・グループでビジネス利用を目的としたテキストベースのチャットができるツールのこと。「ツールの使いやすさ」「チャット機能の充実さ」「管理機能の充実さ」「カスタマイズ設定のわかりやすさ」の4項目から評価している。
その結果、「ビジネスチャットツール」の満足度調査総合1位は、「Slack」となった。「既読やお礼など簡単な応答であればスタンプで代用できるなど、スムーズかつ無駄のないレスポンスができて、とても便利」「チャットするグループ設定ができて特定の人と素早く情報交換できた」「データ管理がグループ間で一括してやりやすい」「初めて画面を目にした人でもわかるようなUIなので、安心感があった」といったコメントが見られ、「ツールの使いやすさ」と「チャット機能の充実さ」で1位を獲得した。
続く2位には、「管理機能の充実さ」「カスタマイズ設定のわかりやすさ」で1位を獲得した「Cisco Webex Teams」がランクイン。以下、3位「Chatwork」、4位「LINE WORKS」、5位「WowTalk」、6位「Microsoft Teams」と続いた。
続いて、「導入決定・管理ユーザー」が選ぶ「Web会議ツール」「ジネスチャットツール」について調査を実施。その結果、導入決定・管理ユーザーが選ぶ「Web会議ツール」ランキングでは、1位「Microsoft Teams」、2位「Google Meet」、3位「Zoom Meetings」となった。選定理由としては、「導入している会社が多いから」(13.4%)が最も多く、次いで「ツールが使いやすいから」(11.1%)、「セキュリティが安心できるから」(10.1%)と続いた。
一方、導入決定・管理ユーザーが選ぶ「ビジネスチャットツール」ランキングでは、1位「Slack」、2位「LINE WORKS」、3位「Chatwork」という結果に。選定理由を聞くと、「ツールが使いやすいから」(11.8%)、「機能がわかりやすいから」(10.1%)、「ツールの操作が簡単だから」(9.1%)が上位となった。