電気代を節約する方法

こたつの電気代を節約するには、電力会社や契約プランなどを見直すことも重要です。下記のような点をチェックしてみましょう。

支払い方法を見直す

電気代の支払いは、一般的に振込、口座引き落とし、クレジットカード払いの3種類です。口座引き落としの場合は、電力会社によっては毎月平均55円ほどの割引が受けられ、クレジットカード払いだとカード会社のポイント還元が受けられます。

口座振替による割引とクレジットカードのポイント還元ではどちらがお得なのかは、電気代の金額やクレジットカードの還元率によって変わります。お得なほうを選んで、電気代の節約につなげましょう。

契約アンペアを見直す

電力会社との契約が、使用料に応じた金額を払う従量電灯プランの場合、基本使用料は契約アンペアの大きさによって決まっています。ここでいうアンペアとは、同時にどれだけの電力を使えるかのキャパシティのことで、この数字が大きいほどその電力量は多くなりますが、基本使用料も高くなります。

例えば、30A(アンペア)の契約から20Aの契約に切り替えることで、電気代を節約することが可能です。ただし、契約アンペアを下げると一度に使える電気の量が少なくなるため、以前の調子で電化製品を使って契約アンペア数を超えるとブレーカーが落ちてしまいます。契約アンペアの変更は、一般的に最も多くの電気を使う冬の電気量を調べてから行うといいでしょう。

契約プランを見直す

各電力会社は、従量電灯プラン以外にもさまざまな契約プランを用意しており、どのプランを選ぶかで電力料金は変わってきます。

例えば、東京電力の「夜トク8」は、昼間の電力は1kWhあたり約32円と少し高めな半面、午後11時~午前7時の料金を1kWhあたり約21円と安く抑えたプランです。一般的な「スタンダードSプラン」の料金設定は、0~120kWhまでが1kWhあたり約19円、121~300kWhが1kWhあたり約26円、301kWh~が1kWhあたり約30円です。「家族である程度の電力を使うが、日中は家を空けることが多く、電気を使うのはもっぱら夜」というような場合は、夜トク8プランはお得でしょう。

また、東京電力で電気とガスをまとめて契約するプランだと、ガス代が12カ月間、約8%オフになるといった、お得なサービスがあります。自分のライフスタイルに合った契約プランに見直してみることも、節約のポイントになります。

電力会社を見直す

電気代のプランを見直す際には、電力会社を乗り換えることも可能です。 電力小売全面自由化により、消費者は電力会社を自由に選べるようになりました。

電力会社によっては、「ガスやスマートフォンの契約とまとめることで料金を割り引く」「一定量まで定額で使いたい放題」といった独自のサービスを展開しているところもあります。選び方によっては、年間1万~2万円ほどの差が出る場合もありますので、検討してみるといいでしょう。

こたつを活用して暖房費を下げよう

こたつは、暖房機器の中でもランニングコストが非常に安く、うまく活用できれば、暖房費全体を下げることにもつながります。エアコンと組み合わせる、敷布団を敷く、断熱シートを敷くといった工夫を取り入れつつ、こたつを上手に使ってみてください。

また、電気代を節約するには、電力会社のプランを見直すことも大切です。電気をよく使う時間帯、自分が生活で必要な電力量など、今の状況をしっかりと把握して節約につなげましょう。