マツモトキヨシホールディングスのプライベートブランドであるスキンケアシリーズ「ザ・レチノタイム」。このほど開催された新商品発表会にビューティー・ライフスタイリストの神崎恵氏らが出席し、商品やスキンケアについて語った。

  • ビューティー・ライフスタイリストの神崎恵氏

「角質ケア」でシワ改善

発表会では、渋谷スキンクリニック院長 美容皮膚科医の吉田貴子氏が、肌の角質肥厚がシワの原因になることを解説。「角質肥厚を防ぐためには、紫外線対策が必要不可欠。室内にいるとか天気が曇りだとかは関係なく、一年を通して紫外線ケアをしてほしい。そのままにしていると角質が肥厚してしまい、スキンケア製品が浸透しにくくなり、くすみやざらつきにもつながる」と話した。

また、角質ケアするために有効な成分を紹介。一般的にピーリングに使われる薬剤「AHA」「BHA」、ビタミンAの一種で肌のターンオーバーを促進しコラーゲンを増やす「レチノール」、非常に高い抗酸化作用を持っており保湿効果を高めシミやシワ予防に効果を得られる「フラーレン」、ビタミンBの一種でシワを改善する効果に加えメラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐといわれる「ナイアシンアミド」などがあるという。

  • (左から)マツモトキヨシホールディングス営業企画部商品企画室商品開発課化粧品開発担当 薬剤師の和田邦美氏、執行役員 営業統括本部営業企画部長の松田崇氏、ビューティー・ライフスタイリストの神崎恵氏、渋谷スキンクリニック院長 美容皮膚科医の吉田貴子氏

「若い世代も早いうちからケアを」

神崎恵氏は、コロナ下の現在の環境について「ビデオ会議って画面で自分の顔を見る時間が増える。私の顔ってこんなだったのかって気づいたという女性の声も多いですよね」とする一方で、「家の中にいると紫外線が届かないんじゃないかという安心感があってケアを怠りがち。でもどこにいても一年中紫外線ケアは必要」と訴えた。

また、若い世代に向けて、「10代、20代のうちは自分の肌が変わっていくって予想がつかない。だんだんと色に出てシワとなって現れ、年齢を加えるごとにエイジングのサインが出ることを実感する。私が40代半ばになって改めて若い世代の方に伝えたいのは、早いうちからケアをした方がいいよってこと」と力説。

スキンケアは角質ケアが第一とし、「肌がきれいなだけでその日一日すごく前向きに過ごせたりとか、肌がくれる力って大きい。5年後、10年後、20年後も続いていく自分の肌をこうありたいなってちょっと想像しながらアイテムを選んだりケアをしたりしていったらいいかな」と結んだ。

全面リニューアルした「ザ・レチノタイム」

ザ・レチノタイムスキンケアシリーズは、エイジングケア(年齢に応じた医薬部外品や化粧品によるお手入れ)に特化したマツモトキヨシのプライベートブランド。ナリス化粧品との共同開発で、2006年度から取り組みが始まった約14年のロングセラーだ。

「シワ改善。うるおいのその先へ、ハリ・ツヤまとう」をコンセプトに、クレンジングから乳液までのベーシックケア商品と、美容液・クリームといったスペシャルケア商品まで、女性の美に関する商品を幅広く展開している。

今年5月に全面リニューアルを行い、名称も「Retinotime(レチノタイム)」を「THE RETINOTIME(ザ・レチノタイム)」とした。薬用シワ改善有効成分として、ナイアシンアミドを配合。UV乳液、ふき取り化粧水に続く第三弾として11月1日、新たに「ザ・レチノタイム リンクルクリーム(医薬部外品)」(税別5,000円)も加わる。