「隣の芝は青く見える」なぜか他人のものの方が良く見えてしまうという、悲しい人間の性。ですが、実はほかの動物も同じなの? と思ってしまうような、あるツイートが大変話題になっています。

なんで自分の水を飲まんのかね?君たち。(@Ayoster_classicより引用)

必死に体を伸ばして大型犬用の器に入った水を飲む猫のあさひちゃん(1才・メス)と、小さな器に窮屈そうに口をつっこむゼウスくん(4才・オス)。

飼い主のあよさん(@Ayoster_classi)がそれぞれの体格に合わせた器を用意しているにもかかわらず、飲みづらそうにお互いの水を飲んでいます。こっちのほうがおいしく感じるのでしょうか……?

このツイートを見た人からは、「お互いに『あいつの飲んでる水のほうが美味しいに違いない……』って思ってそう」「隣の芝が青くみえるの……」「可愛いの大渋滞」「うちの猫はお風呂の水を好んで飲むんです」などさまざまな角度からつっこみが。

あよさんによると、おやつはあさひちゃんがゼウスくんのものを狙うものの、エサについては互いに興味なし。ただ水については、以前からあさひちゃんがゼウスくんの水しか飲まないためずっと共有だったのですが、最近あさひちゃんの分を用意してみると、なぜかその水をゼウスくんが飲みはじめたそうです。

そんなゼウスくんとあさひちゃんは、どちらも保護されてあよさんの元にやってきました。ゼウスくんは、飼育放棄されていたところを2017年にあよさんが里親として引き取ったそうです。ゼウスくんとの生活やしつけの難しさに悩んでいる時、通勤中のあよさんが運転する車に飛び出してきた子猫があさひちゃんでした。

自由奔放なゼウスくんと子猫がうまくやっていけるのかという心配はあったものの、あよさんはその子猫を引き取り、長く悩んできたゼウスくんとの生活に光をもたらす「朝日」のような存在だという想いを込めて、「あさひ」と名付けました。そして当初のあよさんの不安をよそに、今では「やりたい放題の妹と、優しい兄」のような関係性だとあよさんは話します。

そんな2匹のかわいい日常をご紹介しましょう。お気に入りのクッションにあさひちゃんも乗りたがるので、自分ははみ出ても半分空けてあげるゼウスくん。

一緒に寝たり、遊んだり、同じ水を飲んだり、本当の兄妹のように仲良しですね。

こちらはゼウスくん(左)と友だちの太陽くん(右)。どちらも保護犬でほかの犬とうまく関われない社会化不全だったそうですが、一緒にドッグランで9カ月のトレーニングを受け、克服した仲なのだそうです。