メガネブランド「Zoff」を運営するインターメスティックは8月5日、「デジタル時差ボケと睡眠に関する実態調査」の結果を発表した。調査は7月15日~17日、20~29歳の有職者500名(性年代均等割付)を対象にインターネットで行われた。

  • 「デジタル時差ボケチェックシート」による調査結果

    「デジタル時差ボケチェックシート」による調査結果

新型コロナウイルスの影響を受けたテレワークや休校の増加に伴い、デジタルデバイスへの接触時間が増加している昨今、デジタルデバイスが発するブルーライトが、体内時計の乱れによる身体の昼夜逆転状態「デジタル時差ボケ」を引き起こす要因の一つになっているという。

そこで、どのくらいの人がデジタル時差ボケに陥っているのか、眼科医 林田康隆医師監修の「デジタル時差ボケチェックシート」を用いて調査した結果、58.8%の人がデジタル時差ボケ(10項目中6個以上の項目に該当)に陥っていることが明らかに。さらに、22.0%の人が4個以上の項目に該当すると回答しており、「デジタル時差ボケ予備軍」を合わせると80.8%もの人にデジタル時差ボケの危険性があることがわかった。

  • 寝る前のベッドでのスマホ使用時間

    寝る前のベッドでのスマホ使用時間

続いて、寝る前のベッドでのスマホ使用時間を教えてもらったところ、「30~40分未満」(27.9%)や「60~90分未満」(25.3%)という人が多く、その平均値は47.5分という結果に。寝る前のベッドでのスマホ使用時間とデジタル時差ボケとの関連性を調査したところ、寝る前のベッドでのスマホ使用時間が長いほど、デジタル時差ボケである割合が高いことがわかった。

また、「寝ても疲れが取れないと感じる」と答えた人の割合は、デジタル時差ボケの人で95.9%と非常に高く、そうでない人は60.4%という結果に。「寝苦しいと感じることがある」と答えた割合は、デジタル時差ボケの人が63.9%と、そうでない人(26.0%)の約2.5倍に。さらに、「夜中に目覚める人の割合」は、デジタル時差ボケの人は76.5%と、そうでない人(40.6%)の2倍近くに達した。

  • デジタル時差ボケと1日のデジタルデバイス接触時間の相関

    デジタル時差ボケと1日のデジタルデバイス接触時間の相関

次に、デジタル時差ボケとデジタルデバイス使用時間の関連性を調査したところ、デジタル時差ボケに陥っている人の8割以上が、「1日8時間以上」デジタルデバイスの画面を見ていることが判明。反対に、デジタル時差ボケでない人の中で「1日8時間以上」デジタルデバイスの画面を見ている人はたったの2割と、デジタルデバイス使用時間とデジタル時差ボケに関連が見られる結果となった。