ジェーシービーは8月5日、「キャッシュレス決済に関する調査」の結果を発表した。調査は7月28日~31日、20代~60代のキャッシュレス決済利用者1,000名、コンビニ・居酒屋・タクシードライバーの会計業務担当者300名(各100名)、小売店・飲食店の経営者および自営業者100名を対象にインターネットで行われた。
6月に終了した「キャッシュレス・消費者還元事業」に関して、キャッシュレス決済利用者に、還元事業の対象店舗を利用したか聞いたところ、83.7%が「利用した」と回答。その満足度は80.9%(非常に25.0%+やや55.9%)に達し、還元事業を利用した人の大半が、ポイント還元やキャッシュバックによりお得に買い物ができた点に満足していることがわかった。
また、キャッシュレス決済を利用し始めた時期について教えてもらったところ、14.0%が「キャッシュレス・消費者還元事業を機に利用を始めた」ことが明らかに。
キャッシュレス決済を利用してみて感じたことを尋ねると、84.3%が「キャッシュレス決済をもっと早く使っておけばよかった」(前回調査比+12.4pt)、94.3%が「キャッシュレス決済は使ってみると便利だった」(同+4.7pt%)と回答。いずれも、2019年12月の前回調査よりも上昇していることから、還元事業実施期間中のキャッシュレス決済利用を通じて、キャッシュレス決済の価値や利便性を実感するようになった人がさらに増えたことが推察される結果となった。
続いて、還元事業が終了した現在、どのくらいの人がキャッシュレス決済を頻繁に利用するようになったと感じているのかを調査した。「現在のキャッシュレス決済の利用頻度は、還元事業が実施されていた期間よりも増えましたか?」と尋ねたところ、「増えた(非常に+やや)」が32.8%、「変わらない」は61.2%という結果に。
両者を合わせると、キャッシュレス決済の"維持・増加層"は94.0%と、引き続き利用を継続している人が圧倒的に多いことがわかった。
次に、小売店・飲食店の経営者・自営業者に、自身の経営するお店は還元事業に参加していたか聞いたところ、41.0%が「参加していた」と回答。その満足度は70.7%(非常に17.1%+どちらかというと53.7%)となった。