お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが、あす18日に放送されるBS日テレのバラエティ番組『チルテレ』(毎週土曜17:00~)に出演する。

  • カズレーザー

「仕事がイヤになったことは?」という質問に「ないです」と即答するカズレーザー。続けて、「ありがたいですね。好きなタレントさんがいっぱいいる現場に行ってヘラヘラしていたらお金がもらえる。本当にうれしい、一番好きな仕事。ご褒美。欲があまりないです。仕事がなくても苦じゃない」と語る。

さらに、「後輩芸人と、この仕事がなくなって収入がなくなっちゃうって話をしていたんですけど、自分にとっては仕事がなくなって収入がなくなることがそんなに大したことじゃない。元々お金がなかったから、その生活に戻るだけ。今の幸せのレベルと、10年くらい前の新宿に落ちているタバコを拾って吸っていた時代と、あんまり自分の中の幸せ度が変わらない、ホームレスの人にシケモクもらってた頃も今も結構同じくらい幸せなんですよね。24時間の使い方が変わっているだけで、24時間の幸せの総量はそんなに変わってない」とした上で、「お金があったり美味しいものを食べられた方が、人生充実すると思うんですけど、ないはないで意外と楽しい。働くのが嫌いなんですよ。働く苦痛の方が大きいから、その苦痛を耐えるくらいなら、もっと小さい幸せでいい」と持論を展開する。

今年5月には、クイズ好きが高じてYouTubeチャンネル「カズレーザーの50点塾」を開設。そのチャンネル名の由来は「この動画のコンセプトが『理解できなくてもちょっと点を伸ばしたい』という感じ。だとしたら別に本質しゃべらなくても良いだろうって。ウソでもいいから点につながれば良いんじゃないか。覚えればなんとかなるから、覚える必要があることだけ詰め込んだ方が良いんじゃないかなと」とのこと。

「勉強YouTuberとかいっぱいいるじゃないですか。そういう人たちも本気で勉強する時に動画を見ないと思うんですよね。実際に自分で参考書めくると思うんですよ。その一歩目がいきなり参考書買ってくださいというのは難しいから、動画から入って、身近に感じてくれたらいい。動画を見て点が伸びたら苦労はしないですもんね。100点は無理でも、50点はいけるんじゃないかと思ってやってます。勉強YouTubeを観る前の段階YouTubeとして見てもらいたいですね」と狙いを打ち明ける。

「目標にしている人物は?」という質問には「所ジョージさん。かっこいいですね。最近お仕事を一緒にさせてもらって、所さんって良いなってしみじみ思いますね。お仕事をご一緒させていただいた際に、所さんがオリジナルの座布団をくれて。オリジナルの座布団を作るのが、まずかっこいいと思うんですよ。かつ、それを別にそんなに広く言ってないっていうのが、めちゃくちゃかっこいい。ただ座布団を作りたかったから、こだわって作ったっていう事実が所さんの中で完結しているのが、めちゃくちゃかっこいいなって思うんですよね。どこかで人間打算的なところがあるから、これやったら話題になるだろうとかあるじゃないですか。特に今はもう何でもコンテンツ化できるから、どうやって話題を作って後出しで物を売るかみたいな世界。それを嘲笑うかのように、誰にも知られずに座布団をたくさんこしらえるって、めちゃくちゃかっこいいなって思うんですよね。人生全てに余裕がある。全部がかっこいい、そういうおじさんになれたら。もっと規模は小さくていいから、あの人楽しそうに生きているなって思われたらいいなと思います」と回答。

続けて、人生に余裕を持つ方法を問うと、「オススメはしない考え方ですけど、自分という存在って重要じゃないだろうと思うのは、心を軽くする。自分ってそんなに大したことないなとか思うじゃないですか、そんな大したことない人ができることって限られているから、めちゃくちゃ迷惑かけない限り何やっても一緒だろうと思っています。その分何か大きなことができるとも思ってないし、人を超幸せにできるとも思っていない。でも不幸にしない限りは、何をやってもそんなに歴史の流れに影響ないだろうって思ったら、ちょっと楽になるんじゃないかなと思って生きてます」と独自の考え方を披露する。

そして、「好きなことを仕事にすることについては?」という質問には「そういう人はあんまりいないんじゃないかな。たぶんこういうインタビューする対象になる人はそういう人が多いんでしょうけど、実際そうじゃない人の方が多いんでしょうね世の中は。でも好きなことはした方が良いと思うんですよ。それを仕事でするかは別問題で。僕はたまたま好きなことと収入を得る方法が近いところにありますけど、微妙に違っているときももちろんありますし、好きなことはなるべくたくさんやる。でも仕事もやらなきゃいけないじゃないですか。それが基本だと思うんですよ。中にはそれがすごく近い人もいれば、全く真逆の人もいる。そこはそんなに気にしてもしょうがないんじゃないかなって思いますね。嫌いなことでも割がいい仕事って途中で好きになったりするじゃないですか。好きか嫌いかってやってみたら変わりますもんね」と、好きを仕事にしている立場として回答する。

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