オムロン ヘルスケアは7月13日、「65歳以上の高齢者1,000人に聞いた"with コロナ"実態調査」の結果を発表した。同調査は6月25日〜7月5日、65歳から85歳の男女1,064人を対象に、インターネットで実施した。

  • 「1日平均どのくらいの運動量が減少しましたか?」

新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と比べ、運動量の変化を尋ねたところ、53.8%が「運動量は減少した」、35.9%が「変わらない」、5.8%は「増加した」と答えている。運動量が減少したと回答した人に、一日平均の減少した運動時間を聞くと、「30分〜1時間」(46.5%)、「30分以下」(29.0%)が多かった。

全国の緊急事態宣言解除から一カ月が経過し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と現在を比べ、日常で減少した行動について聞くと、「宿泊を伴う旅行」が約60%と最も多かった。「日常的な買い物」も減少している。また、「ウィンドウショッピングなどの長時間の外出」や「散歩」などの屋外に出かける行動が減少し、歩行を含めた運動量が減少していることがわかった。

  • 新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と現在を比べ日常で減少した行動

新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と現在を比べ、行動が減少した理由について尋ねると、「まだ感染リスクがあるから」(91.2%)が最も多かった。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と同じ状況に戻った行動について尋ねたところ、「とくになし」が39.8%となった。さらに、「日常的な買い物」「通院」などの生活に必要な行動でさえも、4人のうち3人が戻っていない結果となっている。緊急事態宣言が解除され一カ月が経過しても、感染防止のための生活を続けていることが明らかとなった。

  • 新型コロナウイルス感染症の感染拡大前と同じ状況に戻った行動

全国の緊急事態宣言解除から一カ月が経過し、身体に不調を感じるか聞くと、34.5%が「感じる」と答えた。どんな不調かを質問したところ、「膝の痛み」(72.5%)が最も多く、「腰痛」(50.7%)、「目の疲れ」(45.5%)と続いている。

  • どんな不調を感じていますか?

不調を抱えていると回答した人に、対策をおこなっているか質問をしたところ、59.7%が「行っている」と答えた。対策として多かったのは「通院」(47.0%)、「姿勢に気を付ける」(42.9%)、「散歩」(42.5%)という結果になった。

with コロナ時代の不調対策として、今後自宅内で取り入れたいことについて尋ねたところ、47.1%が「姿勢に気を付ける」、38.3%が「ストレッチ・エクササイズ」、34.3%が「自宅敷地内での散歩」と答えた。

  • with コロナ時代の不調対策として、今後自宅内で取り入れたいこと